【保存版】歯が痛い時に今すぐできる6つの応急処置と4つの禁止事項

歯が痛い
クレプラ編集部この記事の監修者

クレプラ編集部先生

内科, 外科, 歯科, 皮膚科

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

歯が痛くて眠れない、歯が痛くてたまらない、そんなときは歯医者さんにすぐに行くことをすすめられますよね。もちろん歯医者さんに行くことができれば一番いいのですが、お仕事の都合やそもそも土日で行きつけの歯医者さんがしまっているなど、行けないケースもしばしば。歯の痛みにも程度があり、軽いものならいいのですが中にはとても我慢できない痛みのときも。そんなに歯が痛いままでは日常生活もままなりませんよね。

そんなとき、「歯が痛いときの応急処置法」をしっておくと便利です!今回は歯が痛いとき、すぐに対処できる方法と応急処置、原因について説明させていただきます。

1)歯が痛いときに今すぐできる応急処置

1−1,詰まった食べカスなどを取る

まず初めに、痛みのある歯と歯の隙間や歯ぐきとの間に食べ物のカスなどが詰まっていませんか?
虫歯の場合、食べカスなどが原因で歯痛を引き起こしている可能性があります。
もし食後などに痛み始めたら、糸ようじやつまようじなどを使って食べカスを取り除くようにしましょう。
歯ぐきが腫れてしまう原因は、歯と歯肉の間にプラーク(歯垢)がたまってしまったせいです。
プラークの中の細菌が有害物質を発生させて歯肉に炎症を起こしてしまうのです。
ただ直接痛む部分を刺激しないように注意してください。取り除く際に、誤って神経を刺激し、逆効果になってしまう場合があります。

1−2,うがいをする

イソジン

歯の周りの歯肉が腫れているなら、応急処置としてイソジンうがい薬を少し濃く作り、毎食後の他こまめにゆすぐと歯痛が落ち着きます。
ただし歯肉の奥深くや根っこの先で腫れている場合はあまり効果がありません。

温めた塩水

グラス1杯の水に、スプーン半分ほどの塩をいれて混ぜます。これで徹底的に口をゆすいでください。
塩水は細菌を減らす効果が期待できるほか、神経の腫れをおさめる働きも期待できるようです。

1−3,患部を冷やして痛みを和らげる

冷やすといっても歯を直接冷やすのは逆効果です。
まずは最初に、ズキズキ痛む部分を頬から冷やしてあげましょう。急激に冷やすことはおすすめできませんので、まずは湿布を小さく切って貼るか、濡れタオルを使い患部へ当てましょう。
こうすることで過敏になっている神経を落ち着かせ、痛みを和らげることができます。

1−4,即効性がある市販薬を飲む

新今治水

新今治水は、即効性のある歯痛薬と言われています。
公式ホームページによると、ほとんどの老若男女で虫歯の痛みに有効なようです。
薬局などが近い場合に活用したい方法です。

虫歯に塗布した時の有効率は90.4%、2分以内に鎮痛効果があらわれます。
「新今治水」の鎮痛効力試験は、大阪歯科大学外海教授を中心として行われ、剤型上の特長と配合成分の総合効果により、高い有効率と速効性のあることが立証されています。
虫歯に直接作用するので、小児からお年寄り、妊娠中の方まで安心してお使いいただけます。
使用しても歯の質(エナメル質・象牙質)を傷めません。
https://www.tampei.co.jp/products/KO/

市販の痛み止めを飲む

ロキソニン、バファリン、リンクルアイビーなど、鎮痛効果や解熱効果のあるものをおもちではないでしょうか?
これらの市販薬で一時的に痛みを和らげることができますので、仕事中や就寝中など歯医者さんに行けないときは利用してみてもよいかもしれませんね。まだ市販薬をお持ちでない場合は、効果的な市販薬と効きにくい症状については、「歯痛に効果的な市販薬と薬が効きにくいときの4つの症状」を参考にしてみてくださいね。

正露丸

歯の痛みが虫歯によるものだとわかっている場合は、正露丸でも効果があるようです。
公式ページによると、胃腸の不調の際に飲む飲み方とは異なり、直接痛む幹部に詰め込むようです。
また、同様の製品のセイロガン糖衣Aには虫歯歯痛を止める効果はないようなので、気をつけましょう。

正露丸は虫歯痛にも使われています。
これは、正露丸の主成分の日局木(もく)クレオソートが、歯の鎮痛鎮静や根管の消毒用として使用されているからです。
この場合、正露丸は内服するのではなく、痛みのある虫歯に適量を詰めてお使いください。ただし、一時的な歯痛止めであって、虫歯そのものを治療する効果はありませんので、歯科医で適切な虫歯治療を行ってください。
http://www.seirogan.co.jp/products/seirogan/truth/trouble.html

※薬を使用する際に気をつけること
これらの薬は痛みが酷くなる前に飲みましょう。痛くなりすぎてからだと薬の効果が実感できない可能性があります。ただし、一時的な歯痛止めであって、虫歯そのものを治療する効果はありませんので、歯科医で適切な治療を行ってください。
※薬をご使用の際には「添付の説明書」をよくお読み、適切な量を使用するようにしてください。

薬の効果と、さらに詳しい歯痛の薬と効きにくい場合は、歯痛に効果的な市販薬と薬が効きにくいときの4つの症状を参考にしてみてくださいね。

1−5,歯の痛みを和らげるツボを押す

合谷(ごうこく)

合谷
合谷というツボは歯痛の際に非常に効果的と言われています。
ぐっと強めに押し込んで、痛いと感じるくらい強く押したり揉んだりして刺激しましょう。
歯痛の他に、胃痛(食べ過ぎ)や眼精疲労、肩コリなどにもよく効くと言われています。

歯痛点(しつうてん)

歯痛点
歯痛点と呼ばれるツボは、その名の通り歯の痛みによく効くといわれています。
親指と人差し指で挟むように摘み、痛いくらい強めに刺激しましょう。左右交互に何度か行ってみて下さい。

1−6,ご飯をたべるときにできること

親知らずの抜歯後など、なかなか歯の痛みが引かないときは、食べるのがめんどうになってくるでしょう。
そんなときには、噛まなくてもよい消化のよい食べ物で、栄養価の高いものを食べましょう。

消化のよく、栄養価の高い食べ物

  • お豆腐(湯豆腐、冷奴、卵豆腐、みそ汁など)
  • 卵食品(スクランブルエッグ、オムレツ、半熟たまご)
  • 細かくした野菜(野菜スープをミキサーにかけたポタージュスープなど)
  • 細かくした果物(バナナ、すりおろしたリンゴ、スムージー)
  • 麺類(そば、うどん、そうめん等)

普段食べる食事の中にも、そのまま食べられるものや、ちょっとした工夫でたべやすくなるものがあります。
できるだけ噛まないでもたべられる工夫をしましょう。

調理が不要のもの

ウィダインゼリーやカロリーメイト缶、野菜ジュースなど、市販のもので栄養補助食品に指定されているものも利用できます。
その他にも長期的に食べられないことが続くようでしたら、カルシウムやビタミンCなど不足しそうなものを、錠剤で補い、なるべく歯に負担は掛けないようにしてもよいかもしれません。

2)やる価値はある?それでも歯が痛いとき(噂まとめ)

ここからは、歯が痛いときにできる噂話を並べています。
一時的に歯痛に効果があったとしても、だんだんと効き目が薄れてくるという意見もみられました。
民間療法は一時しのぎぐらいにはなりそうですが、やはり歯医者さんに診断してもらって治療してもらう方を優先しましょう。
あくまでも民間療法的な部分が多いので、それを理解した上で参考にしてくださいね。

2−1,殺菌効果のある食べ物を食べる

アロエ

アロエは痛みを止める作用が強く、炎症を抑えたり、痛みを軽減させたり、抗菌作用など広範囲に働くといわれています。初期の虫歯や歯槽膿漏には効果がありそうです。
そもそもアロエは、腹痛、火傷、便秘など、様々な症状に効果がある自然界の万能薬ですので、民間療法としてはかなり効果が期待できます。
アロエは、とげを抜いて水洗いしたものを熱湯にくぐらせてから、幅2~3センチに切り、痛む歯でかんでみます。痛みが軽いとこれでおさまりますが、ひどい場合にはアロエ汁を痛む部位に塗りつけるか、ゼリー状の部分をあてておきます。また、虫歯の穴に、しぼり汁を含ませた脱脂綿を詰めるのも効果的といわれています。

ほうれん草を噛む

ほうれん草の葉っぱを痛みのある歯で噛むことで、痛みを緩和する効果が期待できるそうです。
根拠はわかりませんが、ネット上で出回っているため、冷蔵庫で見つけた場合は一度噛んでみても良いかもしれません。

塩胡椒を塗る

歯が欠けていたり、穴があいてしまっていたりして歯に痛みを伴うときに使います。胡椒と塩を混ぜて(塩胡椒でも可能)数滴の水を加えてペースト状にします。出来上がったペーストを直接歯に塗ることで、痛みを緩和することができるそうです。塩がしみる場合はすぐに洗い流しましょう。

ニンニクを詰める

虫歯の痛みを抑えたいときに使います。すりおろしたニンニクを虫歯の部分に詰める方法です。
細かく砕いたニンニク(ガーリックパウダーでも可能)を塩と混ぜ、ペースト状にしたものを歯に塗ります。
ニンニクには抗生物質のような働きや、薬に含まれるような効果が期待できるそうです。口臭による影響が気になるところですが、臭みで痛みを和らげられる可能性はあります。
ただし、周りの人の迷惑にもなりますし、自分自身も臭いが原因で気分が悪くなりそうなので注意が必要です。
おそらく、歯医者に行く前にすると嫌がられそうなので、良く考えてからニンニクを詰めてください。

タマネギを噛む

タマネギを噛むことで、初期の痛みを軽減させます。
生のタマネギを数分間噛み続けるか、痛む歯や歯茎に生のタマネギをあててみてください。タマネギにある消毒作用と抗菌作用を利用するもので、感染源となる細菌を殺す作用を期待して痛みを和らげるといわれています。

2−2,歯ぐきの痛みや腫れを鎮める食べ物

歯ぐきの腫れは歯周病(歯槽膿漏)や歯肉炎が進行して起こることが多いといわれています。

すりおろした大根を塗る

大根は昔から民間療法に活用されているので、聞いたことがあるかたもいるでしょう。
すりおろした大根を痛みのある部分に塗りましょう。
大根のしぼり汁が歯痛のはれをおさえます。その他にも打ち身や筋肉痛、にも効くとされています。

茄子のヘタの黒焼きで磨く

ナスに含まれるプロテアーゼインヒビターが炎症を鎮めます。実は昔から歯槽膿漏の予防と治療薬として、ナスのヘタの黒焼きが民間療法に使われてきました。
ナスのヘタの黒焼き粉末で歯を磨く方法は、①ナスのヘタ2~3個分をアルミホイルで密封し、フライパンでじっくり熱して黒焼きにする。②黒焼きにしたヘタをすり鉢やミルサーで粉末にする。③粉末に塩適宜を合わせたもので歯を磨く
こちらの方法は、それなりの時間を要するため、あまりお勧めできませんがサバイバルの際につかえるかもしれないので、今回ご紹介しました。

2−3,詰め物が取れたときの応急処置

虫歯や詰め物が取れて歯に穴が空いていると、そこに食べ物や冷たい空気が触れることにより痛みを感じます。なので、その穴を塞いでしまいましょう。

ガム(キシリトール入りがおすすめ)で穴を埋める

噛んでやわらかくしたガムで穴を埋めましょう。その際、甘い砂糖たっぷりのガムは逆に痛みを促進してしまう恐れがあるのでキシリトールガムにしておいてくださいね。

すり下ろした大根を詰める

また歯が炎症を起こすと熱を持つので熱を抑える作用のある大根を詰めます。
その際、冷えた大根はしみるので注意してくださいね。

今回は、あくまでも応急処置なので、すぐにでも歯医者さんに行きましょう。
歯に穴が空いた場合はそこから雑菌が入るおそれもあることにも注意してくださいね。

3)歯が痛いときにやってはいけないことリスト

歯が痛いときにやってしまいがちな、応急処置にならない手当をまとめました。

3−1,患部をあたためる

痛みが持続している場合に身体を温めてしまうと、血行がよくなり痛みがさらに強くなることがあります。入浴は控えてシャワーを浴びる程度にひかえましょう。
直接幹部を温めるわけではありませんが、運動も控えたほうがよいでしょう。血行がよくなることで、痛みが悪化する可能性があります。

3−2,患部に触れる(押さえる、歯磨き)

当然の処置ですが患部を触らないようにしましょう。
刺激を与えることもですが、手に付着した菌が患部に入り悪化させてしまう事があります。
幹部がどうなっているのか触りたくなる気持ちは分かりますが、歯痛がする場合、舌先でも触れないようにしましょう。歯に詰まったものを取り除く際は、患部に触れないように注意して取ってくださいね。

3−3,お酒を飲む

痛みが紛れそうですよね。確かに、中枢が麻痺し一時的には痛みを忘れることができますが、血液の循環が良くなるために、その後強い痛みに襲われます。
どうしてもお酒を飲む必要がある場合は、痛みがある方と逆側で対応するようにしてください。
炭酸飲料や甘い飲み物など刺激が強いものも避けるようにしましょう。

3−4,タバコをすう

たばこも歯を刺激してしまいます。
自身を落ち着けようと思って吸ってしまうと、血流が良くなり神経が過敏になってしまい、余計腫れがひどくなってしまうこともあります。たばこを吸う方は少しの間我慢しましょう。歯痛を悪化させるだけなので逆効果となります。タバコを我慢できないようでしたら、できるだけ早く歯医者さんに行きましょう。

4)歯が痛い時の疑いのある6つの原因

4−1,虫歯の場合

歯が痛い場合、一番真っ先に思いつくのが虫歯ではないでしょうか。歯に穴が開いていたり欠けていたり、黒くなっている、または詰め物が取れている場合は自分で判断がつきやすいですが、歯と歯の間の虫歯、詰め物の下で進行している場合はなかなか自分では分かりません。
実際に自分で虫歯と判断できる場合はかなり進行しているケースもすくなくありません。
虫歯の原因と対処法は、虫歯の原因と今すぐできる予防法の徹底解説を参考ににてみてください。

4−2,親知らずが原因で痛む場合

親知らずが原因の症状と顎関節症の症状は同じような場所に出るため、一般の方にはその区別がつきにくいようです。

歯の痛み、頭痛、耳前部の痛み、開口時のじーんとする痛み、噛む時の痛みなどは、どちらにも共通する症状です。ただし、親知らずが原因の場合は、歯茎が炎症を起こしていることが多いので、熱感を感じる、飲み込みにくいなどの症状が出やすいといわれています。

顎の辺りが痛む症状は顎関節症にも現れるので、注意が必要です。

歯が痛い理由として、親知らずのあたりが腫れていると感じた場合は、親知らずが腫れている時の対処法とやってはいけないことを参考にしてみてください。

4−3,歯ぎしりが原因の場合

歯ぎしりを放っておくと、歯が磨り減り、それが進行すると、歯が欠け、上下の顎の骨もすり減り、噛むだけで痛みが走るようになってしまうこともあります。
また痛みと同時に、歯肉が退行して歯の付け根まで露出してきてしまう場合もあります。
歯の痛みの心当たりが、歯ぎしりかもしれない場合は、歯ぎしりの治療で使われる3種類の方法をご確認くださいね。

4−4,歯茎の炎症が起こった場合

歯周病における急性発作、また親知らずの周りの歯茎の炎症などにおける痛みの場合があります。
虫歯が進行して中の神経が炎症を起こした場合です。歯髄炎は、病変の広がり方と急性・慢性状態によりさまざまな症状を示します。

急性歯髄炎は、自発痛があるか、誘発痛が生じたあとその症状が長時間持続します。
慢性歯髄炎は、自覚症状がまったくないものから、不快感・違和感が長期間持続するものまであります。

非感染性の歯根膜炎の症状は、打診時の痛み、歯肉の発赤、歯の動揺、歯が浮く感じなどで、感染性の歯根膜炎は急性根尖性歯周炎と同じ症状になります。
歯そのものではなく、歯茎に痛みを感じる場合は、歯茎が腫れたときの応急処置と考えられる4つの原因を参考に対応しましょう。

4−5,根尖性歯周炎(しこんまくえんこんせんせいししゅうえん)の場合

あまり聞きなれない病名ですが、歯周炎が原因で歯が痛む場合があります。

根尖性歯周炎には、慢性根尖性歯周炎と急性根尖性歯周炎があり、症状がそれぞれ異なります。
慢性根尖性歯周炎は、痛みを伴わないため、自覚症状がほとんどありません。
そのため、歯医者さんへ行ってレントゲン検査の結果初めて慢性根尖性歯周炎と診断される場合が多いです。
しかし、歯の根元より膿が歯茎まで出ている状況であれば、歯茎に腫れが生じることがあります。
急性根尖性歯周炎は、歯が浮くような痛みから、咬んだときに痛いなどの痛む症状が発生します。
痛みも程度の差はありますが、歯髄炎よりもひどい痛みを伴うことがあります。

慢性根尖性歯周炎を放置した結果、歯医者では、急性根尖性歯周炎へと変化して痛みを伴って根尖性歯周炎と診断が下される場合もあります。
ひどい痛みがある場合はすぐに歯医者へ行くことをお勧めします。

4−6,歯の破折の場合

歯が折れたり破損したりした場合は、歯茎の腫れがある、歯や歯茎の痛みがある、噛むと痛い、歯茎に膿の出口ができるといった症状が現れます。痛みだけでなく歯の破折の場合は、被せ物が外れやすい、歯がぐらつく、出血がある、といった症状がみられることもありますが、自覚症状がないこともあります。

歯の破折は、必ずしも二つに割れている訳ではなく、ひびが入った状態で多くが確認されているというデータがあります。特に、初期の頃はヒビも非常に見えにくく、レントゲンにも写ってこないことが多い為、自ら判断することが難しい傾向にあります。

上記に述べたような症状が現れた場合は、速やかに受診し、適切な処置を受けることが必要です。症状がありながら放っておくと、破折したこところが細菌感染を起こし、炎症が大きくなって顎の骨が溶けてしまい、その後の治療に悪影響を及ぼすことも考えられます。

4−7,噛み合わせの負担による痛み

虫歯の治療で詰め物やかぶせ物をした後など、噛み合わせが高いと噛むと痛いという症状がおこることがあります。また強い歯ぎしりなどによって異常な力が加わった場合も噛むと痛い症状が出る場合があります。
※下記の6−2被せ物を治療した後を参考にしてみてください。

5)歯医者では対応できない歯の痛み

5−1,偏頭痛による歯痛

歯痛と関係があると思われているのが、群発頭痛(ぐんぱつずつう)とうい病気です。
群発頭痛は眼の奥がえぐられるような鋭い痛みを伴い、眼が充血し涙が出たり、鼻がつまって鼻水がでたりするのが特徴的な症状なのですが、かなりの確率で歯痛も併発します。

頭痛の発作と発作の間に歯痛が出ることが多いので、勘違いをしてしまいがちな症状なのです。歯医者さんでさえ、偏頭痛を勘違いして、健康な歯を抜いてしまうといったことも少なからずあるようです。
もし、歯が痛いけれども歯医者では原因が分からないと言われ、目の奥に鋭い痛みを感じることがあり、頭痛も起きているような人は、一度頭痛を専門とする脳外科や神経外科に相談することをおすすめします。
偏頭痛が疑われる場合は、偏頭痛の効果的な対処法とやってはいけない7つのことを確認しましょう。

5−2,神経痛による歯痛

三叉神経痛(さんさしんけいつう)

まず、三叉神経痛とは顔に数秒から数十秒の電気が走ったような痛みが生じる病気です。
痛い、熱い、冷たい、、といった顔の感覚を脳に伝える神経が三叉神経なのですが、この三叉神経に痛みが起こり、顔を痛く感じるのが三叉神経痛です。触れると痛みが生じ、洗顔や会話、食事、歯みがきなどで痛みが誘発されます。くしゃみや咳、あくび、嚥下、味刺激などで痛みが発症することもあります。
ただし、三叉神経痛が血管や腫瘍などの圧迫が画像診断で確認されても、電気が走ったような痛みのような典型的な症状がなく、痛みが鈍いこともあります。

三叉神経痛はむし歯や歯周病による痛み、顎関節症、頭痛、眼科や耳鼻咽喉科領域の痛みと区別がむずかしく、歯の痛みと間違えて健康な歯を抜いてしまう場合もありますので、注意しましょう。

帯状疱疹(たいじょうほうしん)および帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹は、ピリピリとした痛みの症状があり、皮膚に赤い水ぶくれや帯状湿疹ができる病気です。

加齢、ストレスなどにより免疫力が低下すると誰でも起こる可能性があります。顔にできる場合は、口腔粘膜や顔面の皮膚などに水疱が発現し、焼けるような痛み、電気が走ったような痛みが発症し、顔の表面や口腔内にできものができることもあります。
また、帯状疱疹が治った後に発症する痛みを帯状疱疹後神経痛といい、持続的な焼けるような痛みと皮膚を触ると痛みが起こることが特徴です。痛みを生じることのないような軽い刺激で痛みがみられ、歯みがきや飲食、飲水などが苦痛になることもあります。

口内で起こる痛みが歯茎の痛みと勘違いし、歯医者さんを受信する方もいますが、心当たりがあった場合は、皮膚科を受診しましょう。帯状疱疹はウイルス性の病気でもある為、早めの受診が望ましいです。

5−3,副鼻腔炎(ふくびこうえん)による歯痛

副鼻腔炎は、鼻の奥にある副鼻腔に細菌やウイルスが感染することによって炎症が起こり、鼻づまりや鼻水、頭痛、歯の痛みなどの症状がみられる病気です。

副鼻腔は、上の歯に隣接しているため、炎症をおこすと虫歯のない健康な歯にもかかわらず痛みが生じさせる場合があります。普段生活していて体を動かした時に歯の根っこが響くような痛みや違和感があります。また、下顎歯にも痛みが出る場合があります。特に、頬の周辺をさわると痛む、体を動かすと響くように痛む、痛んでいる側の鼻から鼻水が出る、上の奥歯が痛む、歯髄炎を思わせるようなズキンズキンとした痛みや噛むと痛むといった症状に複数当てはまる場合は、副鼻腔炎を疑ってもよいかもしれません。

歯医者で診断しても確認できない場合も多く、レントゲンを撮って初めて副鼻腔炎と確認できるケースもみられるようです。
副鼻腔炎を放置することは、中耳炎などの他の病気を引き起こすことにもつながりますので、気になる症状があるときは、まずは早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。

5−4,心臓疾患による歯痛

狭心症や心筋梗塞時の痛みが歯や下顎の痛みとして現れる場合があります。
心臓の症状は歯や首に出やすいといわれており、心臓病からくる奥歯の痛みでは、数分間安静にすると治まる症状が現れます。ただし、虫歯の痛みである可能性も否定ができないので、もしも奥歯が痛んで、安静にしていると治るといった場合には歯科でまずは見てもらいましょう。
虫歯ではなく、歯医者では診断できかねる奥歯の痛みであれば、一度内科への受診おすすめします。

5−5,精神疾患による歯痛

不安やうつ状態、パーソナリティの障害、身体表現性障害などの精神疾患によって、歯の痛みが起こると言われています。
ここでいう身体表現性障害とは、検査をしても異常が見つからないにもかかわらず、痛みなどの身体的な症状が長期間続く病気です。自分が何か重い病気にかかっているのではないかと恐怖感にとりつかれる心気症、身体的な異常がないのに強い痛みが続く疼痛性障害(とうつうせいしょうがい)、30歳以前に生じたさまざまな身体的な症状が、何年にもわたって持続する身体化障害などを指します。
これらの症状が現れる精神疾患が原因の場合は、歯医者ではなく精神科の対応が必要になります。心当たりがある場合は一度相談してみましょう。

6)治療した歯が痛む原因と対応

6−1,虫歯の治療を行ったあとに神経が過敏になったため

虫歯の治療をした後にしみたような違和感が続くことがあります。
虫歯を取ることによって神経が過敏になっているためですが、多くの場合数日で落ち着いてきます。少し様子をみましょう。
また、場合によっては何年もしみたような違和感が続くこともありますが、強い痛みでなければ出来るだけ神経を取り除く処置はしない方がおすすめです。
虫歯治療をする際に神経を取り除いた治療を行った場合は、6−3神経に関する治療を行ったあとを参考にしてください。

6−2,被せもの治療で噛み合わせが悪くなった

被せものをした後に、食事などで噛むと痛いと感じることがあります。
治療前までは、強く噛めなかったために周りの骨が緩んできているためです。噛む力を与えていくと周りの歯になじんで1か月程度で痛みはなくなってくることが多いようです。少し様子をみましょう。
数週間たっても違和感が消えないようであれば、再度被せ物を行った歯の周辺のかみ合わせを調整します。また、違和感が続くようであれば、3~6か月でレントゲンを撮って根の状態を確認します。痛みの状態によっては、さらに治療を追加する必要があるかもしれません。
被せものの治療をする際に神経を取り除いた治療を行った場合は、6−3神経に関する治療を行ったあとを参考にしてください

6−3,神経に関する治療を行ったあとに炎症が起きた

多くの治療神経を抜いた歯が痛む理由としては、次のことが考えられます。

治療による刺激や治癒までに時間を要する一時的なもの

歯の神経は歯の中だけではなく、歯の周りの組織にも通っています。
神経に関する治療は、器具で歯の中に走行している神経を引きちぎるようにして取り除くため、その引きちぎった断面が治るまで痛みを感じることがありますので、少し様子をみましょう。

痛みが引くまで時間を要するもの

歯の根の周りに波及した炎症で痛みを感じることがあります。
治療前に症状が無くても、治療の刺激で一時的に歯の根の周りに炎症が波及することもあり、痛みが引くまで時間を要することがあります。根管治療を繰り返し行うことで症状が治まることが多いようです。
また、複雑な歯の神経神経や細菌が残っていることにより、痛みが残る場合があります。
歯の根管は複雑な形をしており、神経や細菌をすべて取り除くことができなかった場合に、痛みを感じることがあります。この場合、再び根管治療や歯根端切除術が必要となることがあります。

6−4)治療後それでも痛みが引かない場合

治療中の事故によるものも可能性として考えられる場合は、違う歯医者に行ってみることも検討しましょう。異なる病院や医者にかかることをセカンドオピニオンと呼び、最近では受け入れを表明している歯医者さんも多いようです。行った治療などを相談するのもよいかもしれません。

7)まとめ

忙しくなかなか歯医者に行けないことも多いと思いますが、できるだけ早いうちに歯医者さんに行きましょう!そのままにしておくと、痛みや腫れが強まり、状態が悪化します。そうなると治療に時間がかかってしまいますし最悪歯を失うこともあります。なにもいいことがありません!

神経がまだある場合は、神経が死んで顎の骨に膿がたまる病気になったり、顎の骨に炎症が起きたりすることもあります。こうなるとその後の治療が難しくなり、治療に時間を時間がかかることでしょう。速やかに受診し、適切な処置を受けましょう。

歯医者さん選びのおすすめの記事

ここなら間違いない!新宿周辺で評判のおすすめ歯医者さん10選!
希望が叶う!池袋エリアで評判のおすすめ歯医者8選!
名医と評判!渋谷でおすすめ歯医者6選!
エリア別!横浜、桜木町、関内・中華街のおすすめ歯医者17選
札幌で評判な歯医者さんは?口コミで人気の歯医者さん7選

歯医者さんの予約はエストドックから!

広告

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

関連している記事

歯の健康に関する情報はSNSでの購読が便利です。

一番上に戻る