差し歯の寿命は素材によって違う!全3種の総まとめ!

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今こちらの記事をご覧になっている方はすでに差し歯をされていて、ご自身の差し歯がどのくらいの間もつのかを知りたいという方と、何らかの理由で今後差し歯にする可能性があり前もって差し歯の特性や寿命を知りたいという方のどちらかではないでしょうか。
こちらの記事を読み進めていく中で疑問を解消し、その上で「どうやったら差し歯が長持ちするのか」という点までを解説していきますのでぜひ最後までお読みいただき、差し歯とうまく付き合い方を覚えていってくださいね。

1. 差し歯の寿命を知るにはまずその仕組みを知ろう!

差し歯の寿命を考える上では、まず「差し歯とはどういった治療法なのか」を知ることが必要不可欠となります。すでに差し歯をしている方もしっかりとその仕組について復習しながら寿命についての理解を深めていきましょう。

すでに差し歯をされている方も「初耳!」という部分があるかもしれませんのでぜひ読んでみてくださいね。

1−1. 差し歯とは自らの歯の根に仮の歯を固定する治療法

下の写真を御覧ください。差し歯とは自らの歯の根っこに人工的な土台を固定し、その上に被せ物をのせていく治療法です。

過去に遡ると数百年の歴史があり、自分の歯のようにしっかり噛むことができたり、衛生的にもキレイに保ちやすいなど歯の治療の中でも人気があります。

差し歯全体

1−2. 歯の根がない場合は差し歯にすることができない

この聞き慣れない「歯の根」と呼ばれる部分が残っていることが差し歯治療を行う大前提となるのですが、例えば事故で歯が欠けてしまった時に根もダメージを受けている場合や虫歯が根まで進行している場合には差し歯という治療方法を選ぶこと自体が難しくなります。実際に導入を検討する場合は、かかりつけの歯科医に差し歯治療が適用可能な常態なのかを聞いておきましょう。

補足としてですが、自分の歯の根の代わりにボルトを顎の骨などに固定し人工的に歯の根を作り出す方法をインプラントといいます。

2. 差し歯の寿命には「被せ物、土台、歯の根、歯茎」4部位の合計で決まる

差し歯の寿命は概ね10年から20年くらいといわれているのですが、本来これを一口に◯◯年と説明することはとても難しいです。それはなぜかというと、第一章でも説明した部位、「被せ物・土台・歯の根」それぞれの不具合と、プラスして「歯茎」の状態が組み合わさって寿命が決まるためです。

例えば被せ物がしっかりとした状態でも歯肉炎などにより歯茎が傷んでしまってはそのまま使用を続けることは難しい場合が出てきますし、歯の根がしっかりしていてもその上の土台がうまく根と噛み合わなくなってきて交換が必要になるなど4箇所がバランスよく健全な状態を保つことで「歯の寿命」というものは決まってくるのです。

また、付随して担当するドクターや歯科技工士の腕によっても差し歯治療そのものの出来上がりが変わる場合があります。

3. 4部位の寿命を最大限に伸ばす方法

先に説明したように差し歯の寿命は被せ物、土台、歯の根、歯茎の4部位がどれだけ健全な状態かによって決まってきます。以下でそれぞれの部位を健全に保つための方法を確認していきましょう。

3−1. 被せ物の寿命は良い材質を腕の良い歯科医で治療し、毎日ケアをすることで長くなる

被せ物部位の寿命を伸ばすためには大きく①被せ物自体の耐久力が高い材質を使用すること②被せ物作成時に信頼できる歯科医&歯科技工士に依頼するという3点に気をつけることが必要です。

以下で更に詳しく見ていきましょう。

被せ物自体の材質を良くすれば寿命が長くなる可能性が格段に上がる

被せ物の材質は金属・プラスチック・セラミック(陶器)・ジルコニア・それぞれの混合(プラスチック+セラミックなど)など多岐に渡るのですがどの材質を選ぶかによって強いかみ合わせを続けると欠ける危険があったり、水分を吸収して黄色く変色してしまったりとその耐久力にはかなりの違いがあります。そのため単純に良い材質のものを選ぶことで高い耐久力を得られ、寿命を伸ばすことに繋がります。

ちなみにもっともオススメの材質は「ジルコニア」です。見た目も自らの歯と変わらないかそれ以上に綺麗ものにすることができますし、非常に強い物質なので欠ける心配や変色の懸念がほとんどありません。ちなみに導入のための費用は200,000円程度です。

また、寿命という観点だけでみると、金歯や銀歯といった金属系もオススメなのですが、噛みあわせ相手の歯を傷づけてしまったり見た目が悪かったりといったリスクがあります。

被せ物の材質は安いもので3,000円〜最大200,000円程度と大きく開きがあるので実際に導入を検討している方は
こちらに差し歯の値段とその種類をランキング形式で解説している記事がありますのでぜひ参考にしてください。

信頼できる(腕の良い)歯科医と歯科技工士に依頼することで寿命が長くなる

被せ物は患者さんそれぞれの状態に併せて型を取り、オーダーメイドで作るものなので歯科医、歯科技工士の腕は大切です。腕の良い歯科技工士が作った被せ物はあなたの歯の土台や状態にしっかりとフィットするので、長年使っていてもがたつきが出づらかったり、かみ合わせが悪くならないので顎や歯茎にダメージが出にくいです。

また、信頼できる歯科医はあなたの歯の状態や経済状況をしっかりと考えてくれた上で「少しお金はかかるけど長く使用できて他の歯にも負担が少ないのでこの材質を使いましょう」「根が少し傷んできているので将来はインプラントなどを検討したほうがいいから今回はこの材質にしましょう」など本当の意味であなたにとって良い提案をしてくれます。こういった信頼できる方に治療を依頼することで日々の通院にも前向きになれますし、そのことが症状悪化の早期発見にも繋がります。

今は「EST Doc」という歯科医院の検索サイトや口コミをネット上でみることができるので、良い出会いができるようにぜひ検索をしてみてくださいね。

差し歯治療をした後も毎日のケアをしっかり続けることで寿命が長くなる

差し歯の治療が完了したからといってそこで安心してはいけません。その後も毎日食事や完食をする中で歯垢や歯石は溜まっていきますし、それは差し歯も例外ではありません。被せ物自体が虫歯になることはありませんが、歯の根や隣の歯が虫歯になってしまうことで差し歯自体にも影響が出てきます。そこで毎日のケアをしっかりしていくことが大切になります。やり方としては食後のブラッシングや定期的な歯科通院でのプラークコントロールをオススメします。

また、治療後の歯での強いかみ合わせが被せ物を痛めてしまう原因にもなるので固いものは患部で噛まないようにするなどの心がけも長い目で見ると寿命をのばす一つの方法となります。寝ている間に歯ぎしりなどで患部に負担がかかってしまう場合はマウスピースの導入を検討してもいいでしょう。

3−2. 土台も被せ物同様に良い素材を信頼できる歯科医院にお願いしよう

土台も基本的な考え方は被せ物と同じで良い素材を使用して、信頼できる歯科医院での治療を行うことが寿命を最大限に伸ばすための方法となります。種類としてはメタルコア、レジンコア、ゴールドコア、ファイバーコアという大きく4種類があり、金額は保険適用の500円程度〜5万円程度までと開きがあります。

オススメなのはファイバーコアです。これは根を傷つけないようにしなる特性があるレジンコア(プラスチック)の芯に特殊な強化樹脂を埋め込んでより強度を高めたもので、土台自身が白いために透けて被せ物の邪魔をすることもないなど多くのメリットがあります。

実際は予算の問題もあると思いますので、ぜひ信頼できるかかりつけ医を見つけて治療方法を相談してみましょう。

3−3. 歯の根は土台に柔軟性のある材質を選び強い噛み合わせを避けることで寿命をのばせる

被せ物や土台の部分の説明と重複するのですが、歯の根は差し歯治療の完了後に直接的にケアをすることは難しく、これまで出てきた方法を実施することで間接的に保護していくことが大切です。

固すぎる金属の土台を使用すると噛み合わせの際に根に強い負担がかかり、最悪の場合根っこが割れてしまう「歯根破折」のリスクが高まるため材質を慎重に選定し、強過ぎる噛み合わせを防止するために意識的に患部での咀嚼を減らしたり、歯ぎしりが心配な方は被せ物同様にマウスピースなどを検討していきましょう。

また、日々の食後のブラッシングや定期的な歯科通院でのプラークコントロールも虫歯リスクを減らすため、根っこのケアとして効果があります。

3−4 歯茎は毎日のケアで歯肉炎を防止し寿命をのばそう

歯茎はなんとなく直接差し歯に影響を与えることはなさそうに思えるのですが、実際はとても大切な関係があります。

例えば歯が歯周病となってしまった場合、結果として歯茎が歯肉炎になるリスクが高まり最終的に歯が溶けてしまうという可能性があるのです。

このような症状を防ぐためには正しい方法で毎日のブラッシングを続けることが大切です。
①自分が使いやすく、痛みや違和感のない歯ブラシを選択して、1~2ヶ月を目安に新しいものと交換する、
②粒子が荒ぎたり研磨剤入りのものは歯茎を傷つけてしまう可能性があるので薬用の歯磨き粉を使用する、
③歯ブラシをペンを持つように持ってマッサージをするように力を入れず、小刻みに動かすように磨くという3点に気をつけて日々のケアを行ってきましょう。また、毎食後定期的にブラッシングをする習慣をつけることも大切です。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。ここまでお読みいただき、差し歯の簡単な仕組みとその寿命を最大限のばすための方法をご理解いただけたかと思います。本文中にも記載の通り、差し歯は一概に「◯◯年はもつ」ということを打ち出しづらいのですが、信頼できる歯科医院にて各部位に正しい材質のものを導入し、治療後の日々のケアをしっかりと続けていけば、少なくとも放っておくよりも格段に寿命をのばせる可能性があります。

既に導入済みの方も日々のケアをしっかり見直すことや、もし再治療が発生するのであればそのタイミングで材質選びを適切にすることで差し歯とよりうまく付き合っていくことができると思います。

ぜひ具体的に導入を検討する際にはもう一度この記事を読みなおして、自分の一部となる大切な差し歯とうまく、そして長く付き合っていってくださいね。

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