【初耳!】定期的な歯科検診が本当に大切な2つの理由

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クレプラ編集部この記事の監修者

クレプラ編集部先生

内科, 外科, 歯科, 皮膚科

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みなさんは普段、歯科の定期検診を受けていますか?
恐らく「受けていない」または「職場や学校の毎年の健康診断の時にちょっと診てもらっている」と答える方がほとんどのはずです。

なぜか?歯科は虫歯ができたり口の中が痛くなったりした時にいくものだからですね。
ただし、そう思っているのは我々日本人だけなのかもしれません。
ある統計データによると健康診断の時などではなく、アメリカやスウェーデンなどの歯科医療先進国では、定期的に歯科に通院し検診を受ける方の割合は、80〜90%以上、対する日本は約「2%」だそうです。

なぜこのようなとんでもない数値の開きがでてしまっているんでしょう。日本も歯科医療の分野に関しては決して遅れているわけではないのに…

今回の記事はそんなかところから掘り下げていきたいと思います。

1:「健診」と「検診」は違う!

まず始めにこれから知っていく「検診」という言葉の意味を正しく理解していきましょう。
医療の話をしていて出てくる「けんしん」という言葉には「健診」、「検診」と2つの意味があります。

1−1 明確な定義はない

そんなこと言われても…と思われるかもしれませんが、2つの言葉に明確な定義はないようです。使用する方のさじ加減で変わる場合もあるそうなので一概には言えませんが、一般的な使途はある程度決まっていますので、以下で説明していきます。

1−2 健診は全体的な「健康」を「診断」するための健康チェック

まず「健診」ですが、その文字面から分かる通り、健康を診断するために行う総合的な健康チェックをする場合に使用されます。学校や会社で毎年実施する定期健診がこちらの「けんしん」に当てはまります。また、歯科の場合は少し複雑で、口の中全体を身体と見立て、総合的なチェックをすることを健診と言います。

1−3 検診は具体的な症状や検査方法を元に実施していく検査

がん検診や内科検診など、具体的な部位や症状、検査方法を元に検査をすすめていくことを検診と言います。そのため歯科での検査はそれ自体が検査となりそうですが、先ほど説明した通り、

口の内全体をチェックしていくことを健診、

特定の虫歯や症状をチェックしていくことを検診

と呼びます。ただし多くの場合が歯科で「けんしん」と言えば「歯科検診」を指します。これは恐らく日本での歯科の定期通院が、なんらかの症状が出た後に行われるという現状が反映されていると考えられます。

2:日本人は歯医者を悪くなってから行く場所だと思っている。

冒頭でも少し説明しましたが、欧米での定期歯科通院率は80%を越えるというにも関わらず、日本の定期歯科通院率は2%程度だそうです。日本では代々、歯や歯茎が痛くなったら歯科に通院するという考え方が根付いています。

しかし、歯は失ってしまったら二度と戻らない大切な身体の部位です。日本の歯科医院ではなるべく自らの歯を残そうという治療が行われていますが、それでも正しい治療を適切なタイミングで行うことができなければあなたの歯は時を重ねるごとに傷つき、最終的には抜け落ちるか抜歯するしかなくなってしまいます。それを防ぐのが定期的に行う歯科検診なのです。通院のスパンは理想は3ヵ月に一度、長くとも半年に一度はするようにしましょう。

3:定期検診のメリットは虫歯と歯周病の予防、早期発見ができること。

多くの方が自らの歯を失う理由としてあげられるのが「虫歯」、「歯周病」という感染症です。
定期検診を普段から心がけている方は、このどちらに対しても予防と早期発見の可能性を高めることができます。

3−1 初期の虫歯は痛みがないので自分では気付けない!

普段からブラッシングやデンタルフロスを使用しての歯のケアをしている方でも、虫歯を避けれられない場合があります。歯科医や歯科衛生士の方でもなる方がいるので、これはどうしても避けれられないのでしょう。
最近では歯に対する正しい認識や普段のケアの重要さが浸透してきて、日常生活で気をつけられている方も多くなってきていると思いますが、上記のように自らでは初期の虫歯に気づくことはなかなかできません。虫歯は初期の段階で治療をしておくことが、より被害を増やさないための大切な方法ですので、普段からのケアと合わせて、定期的な歯科通院で虫歯のチェックを行いましょう。

3−2 定期に歯石を除去することで歯周病の予防をする

プラークという細菌の塊や唾液の中のカルシウムやリンといった条件がそろうことで、歯の周りに歯石という石のようなものが付着してきます。これが内部に細菌を潜ませているため、定期的に歯科でのクリーニングを行って取り除かないと、細菌が悪さをして歯茎が腫れる、歯茎が炎症を起こす、骨が溶ける歯周病と呼ばれる深刻な問題を引き起こす可能性があります。歯周病が進行すると歯を失うことに繋がります。
初期の歯石は毎日のブラッシングなどのケアで取り除くことができますが、磨き残しなどにより固くなった歯石を取り除くために定期通院を実施しましょう。

4:歯科検診では口の中の総合チェックを行う

歯科検診では具体的に何をするかということを見ていきましょう。
毎回すべての工程を実施するわけではなく、医師の判断で現在必要であろうものが選択されていきます。中には自費診療のみに対応しているものもあるので気になる方は自ら調べて、次回の通院の際にかかりつけ医に相談してみてくださいね。

4−1 目で見てチェック

まずは医師の目で口の中のチェックを実施していきます。粘膜の状態や過去の治療歴などみただけでも様々なことが分かります。

4−2 レントゲン

レントゲンを使って検査をしていくことで骨の状態、歯の内部の状態など目だけではわからない部分をチェックしていきます。
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4−3 クリーニング

前述していますが、超音波や水で洗浄ができる特殊な器具を使って歯をクリーニングしていきます。これにより磨き残しにより固くなった歯石やプラークを除去していきます。

4−4 ブラッシング指導

専門医の指導のもと正しいブラッシングの方法について学習することができます。磨き方にはそれぞれクセが有り、その結果毎回同じ部位に歯石ができるなど、かかりつけ医にしかできないような指導をしてもらえますので、ぜひ積極的に相談して毎日のケアの質を高めましょう。
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4−5 PMTC

Professional Mechanical Tooth Cleaningの頭文字をとった歯科医による専門的な歯面清掃のことです。クリーニングに比べてもよりしっかりとした清掃ができますが、数千円から自費診療の方であれば20,000円程度の費用が発生します。

4−6 フッ素塗布

こちらは自費診療となりますが、クリーニングやPMTCを実施した後に虫歯予防効果のあるフッ素を塗布することで、虫歯から歯を守ってくれます。処置をする場合、歯一本あたり数百円〜2,000円程度の費用が発生します。
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6:自治体の実施する健康検査などを利用するとお得!

定期的な歯科検診が大切なのは分かるけど、診療に掛かる費用が気になるという方も多いのでは。
そんな方は一度、ご住まいの自治体が歯科健康診査などを行っているか調べてみるのが良いかもしれません。

例えば新宿区の場合、20歳以上の全ての区民を対象に歯科健康診査が行われております。
検診費用の一部を区が負担をするので、自費負担はなんと400円。
新宿区民必見の歯科健康診査がスタート!400円で歯医者に行ける!!

「歯科健康診査」などの単語で検索をすると、新宿区以外にも多くの自治体で実施されております。

7:まとめ

いかがでしたでしょうか。今まで定期的な歯科通院を考えたことがなかった方にも、その重要性や、しないことでのリスクが分かっていただけたのではないかと思います。
歯は一度失ったら差し歯、インプラント、ブリッジ、入れ歯など何かしらの人工物で代用するしかなくなります。これらは技術の進歩でかなり使いやすくはなってきていますが、導入までの料金が高額だったり、自らの歯と同じような力では噛めなくなったり、歯磨き以上の毎日の洗浄の手間が増えたりとデメリットも多いです。
やはり自らの歯を出来る限り長く使っていくことが、口内の健康上も精神衛生上も一番良いので、歯科の定期通院をすることで全身の健康管理をしていきましょう。

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