歯石除去が自分でできる!?5つのステップと必要なアイテム一覧

shiseki
クレプラ編集部この記事の監修者

クレプラ編集部先生

内科, 外科, 歯科, 皮膚科

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歯石は放置すると歯周病の原因にもなるので、必ず早急に取り除かなければなりません。そして、歯石は溜まると歯医者に行って取り除いてもらうのが一般的な方法です。しかし、歯医者で歯石を取るのは痛いし、歯医者に行く時間もなかなか取れないし・・・。このような不安を抱えている人の中には、手軽に自宅で歯石除去を行うことはできないの?そんなことを考えたことがある方もいるのではないでしょうか。

基本的に歯石は歯医者で取ってもらわなければなりません。しかし、どうしても歯医者に行く時間がない人や、歯医者に行きたくない人のためにお伝えすると、自分で歯石を取り除くことも可能ではあります。

本記事では歯石を自分で取る方法をご紹介します。

1)歯石(しせき)と歯垢(しこう)の違い

歯の定期健診などで、歯石が溜まっているから歯医者に行って歯石を除去するように勧められた経験はありませんか?歯石とは歯垢が硬くなってできるものです。歯石と歯垢の違いは、自分で行う除去方法の中でも理解すべきポイントなので、しっかりと見ていきましょう。

1-1,歯垢(しこう)とは、歯の表面についているネバネバする細菌の固まりである

歯の表面を爪で引っ掻くとネバネバしていませんか?これが歯垢です。歯垢は食べかすではなく、細菌の固まりのことをいいます。そして、歯垢には粘着力があります。粘着力のある歯垢を落とす役割を果たしているのが、皆さんが毎日行っている歯磨きです。

1-2,歯石(しせき)とは、歯垢(しこう)が石のように固まったもの

歯石とは、歯垢が唾液の中にあるカルシウムによって石灰化し、化石のように硬くなったものをいいます。歯垢を48時間放置すると、歯石はできてしまいます。また、歯石は一度できてしまうと日々の歯磨きでは取り除くことができません。つまり、歯磨きで取れるのが歯垢、歯磨きでは取れないのが歯石です。

2)歯石除去を自分で行う方法

前述した通り、歯石は日々の歯磨きでは落ちません。歯間ブラシやデンタルフロスでも、歯石を除去することはできません。これらの道具はあくまで歯石になる前の歯垢を取るために効果を発揮するものです。歯石除去には、「スケーラー」と呼ばれる専用の器具を利用します。
また、歯石除去を自分で行うのは危険な行為であることを覚えておいてください。歯石はとても硬く、軽い力では取れません。強い力でスケーラーを使用する必要があるため、もし誤って歯茎の方を削ってしまうと、歯肉を傷つけてしまう可能性があります。十分に気をつけてください。それでは、あらかじめ用意するものと手順を見ていきましょう。

2-1,用意するもの

2-1-1,スケーラー

歯石除去を行う際には、スケーラーと呼ばれる専用の器具を利用します。スケーラーは通販やドラックストアなどで購入することが可能です。

スケーラー
参照:http://item.rakuten.co.jp/d-fit/34492/

2-1-2,鏡

歯石除去は、歯石がどこにあるか見ながら作業を行う必要があるため、鏡を用意してください。

2-1-3,消毒用アルコール

歯石除去を行う際に使うスケーラーを消毒するために、消毒用のアルコールを準備します。もしスケーラーが歯を傷つけたり歯肉を傷つけたりした際に虫歯の菌を感染させないため、念のために用意しておきます。

etano-ru
参照:http://www.amazon.co.jp

2-1-4,コットン

消毒用アルコールをしみ込ませるために使うコットンです。

kotton

参照:http://ameblo.jp/chiaki-nin-nin/entry-10189021405.html

2-3,スケーラーで歯石除去を行う5ステップ

①歯を磨いて口の中を清潔にする

まずは歯石を除去しやすくするために、口の中の歯垢や食べかすを取り除きます。普段と同じように歯を磨いて、口の中全体を清潔にしてください。

②スケーラーをアルコールで消毒する

用意したコットンにアルコールをしみ込ませ、スケーラーを消毒します。

③歯石のある場所を把握する

siseki
参照:http://www.omichikai.or.jp/dental/005.htm

スケーラーが準備できれば、次に自分の歯石の場所を鏡で確認しましょう。上記写真を見てください。歯石は、主に歯と歯の間にこべりついている、白っぽい汚れが目印です。指や爪で取ろうとしても、硬いため基本的には取れないという特徴があります。自分の歯石がどこにどれだけ付いているか把握することで、取り除いていく順番をイメージします。

④スケーラーの先端に近い場所を持つ

スケーラーの先端は鋭く尖っているため歯肉に当たると非常に危険です。そのため、長く持たず、先端に近い場所を持って安定させるようにしてください。

⑤歯石を削る

それでは、実際に歯石を削っていきます。鏡で歯石の位置を確認しながら、1本ずつ、歯や歯と歯の間についている歯石をこすりながら削り落としていきます。削り方の方法としては、スケーラーの先端を歯石に引っかけて、こするように削っていくイメージです。

基本的に歯石は硬くなかなかとれません。辛抱強く、徐々に削っていきましょう。また、スケーラーを利用して強い力を込めても全く削れないときもあります。どれだけ力を入れても削れない歯石は、自分で歯石除去を行うのを諦めて、歯医者に行って診てもらいましょう。

歯石を取ると痛いのはなぜ!?
歯石がついている歯の周りにある歯肉は、炎症状態です。歯石除去を行っている最中は、炎症状態である歯肉に強い刺激が加わります。そのため、痛みを感じることがあります。普段から定期健診などで歯石を取っている人は炎症を起こしていないことが多く、そういった方は痛みをほとんど感じません。また、歯石除去の際に血がでる場合もありますが、これは歯石を放置した結果、歯周病になってしまっているケースです。

3)歯石を取った方がいい理由

歯石を取ることで歯周病の予防になる

歯石を除去すると、歯周病の予防になります。歯周病の最大の原因はプラーク(歯垢)や歯石が毒素を出し続けることだからです。詳しくは自宅でもできる!歯周病の正しい治し方と日々のケアの記事を参考にしてみてください。

歯石が原因の口臭が治る

歯石が溜まって歯周病になると、口臭が発生します。口臭の一番多い原因は歯周病と言われていることからも、歯石除去がもたらす効果は大きいといえます。歯槽膿漏・歯周病による臭いの原因と7つの対処法の記事でも歯石と口臭の関係について書いていますので、詳しく知りたい人はチェックしてみてください。

4)歯医者で歯石除去を行う場合

通院回数は1〜4回程度

歯医者に行って歯石除去を行う場合の通院目安は、1〜4回程度です。定期的に歯石除去を行っているなど、歯石が溜まりすぎていなければ、1回の通院で終わります。しかし、多く歯石が溜まっている状態だと、上歯の左半分、上歯の右半分、下歯の左半分、下歯の右半分、のように4回に分けて治療することもあります。また、表面の歯石と歯茎(歯周ポケット)の歯石を分けて取っていくこともあります。これらは、歯医者さんによって様々です。

料金は2,000円〜3,000円程度/1回

歯医者で行う歯石除去の料金は、1回あたり2,000円〜3,000円程度です。上で説明した通院回数によっては、少し増減することもあります。料金的には高額ではないため、やはり時間がある方には歯医者に行って歯石除去をしてもらうことをおすすめします。

まとめ

自分で歯石除去を行うことは可能です。ただし、何度もいいますが歯石除去を正しく行いたい場合は必ず歯医者に行ってください。それほど、自分で歯石除去をするのは難しいものです。
どうしても自分で歯石除去を行いたい場合は、上記の手順をしっかり守って行ってください。また、日々の歯のケアを怠らず、歯石の原因である歯垢をしっかり除去し、歯石の予防につとめましょう。

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