差し歯とは|差し歯へのすべての疑問を徹底解説

uestion-of-postcrown 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

こちらの記事をみている方は何らかの理由で差し歯が必要になったか、またはこれから必要になる可能性がある方でしょう。「さしば」という言葉を聞くと割りと馴染みがあり、何となく知っているもののように感じられますが、その実態は意外にも複雑です。差し歯が今すぐ必要な方も、将来の不安解消の方もぜひ当記事を参考にして差し歯に関する疑問をすべて解決してください。

1.差し歯とは

差し歯とは歯が欠けた時や虫歯で自分の歯を削った後に装着する被せ物のことで、自分の歯の根っこに金属やプラスチックの土台を装着し、その上に被せ物をしていきます(詳しくは下図を参照)。

治療にかかる金額は綺麗さや耐久性をどこまで求めるかによって3,000円〜200,000円程度と大きく開きがあり、人によって装着完了までの道のりも様々です。それでは以下、パートごとに詳しく見ていきましょう。

差し歯全体

1−1.歯の根っこがないと差し歯は選べない

まず、差し歯の導入を検討するに当たっての大前提として自らの「歯の根」が残っていることが上げられます。

上図写真の肌色の部分なのですが、ここが残っていないとグレーの土台を装着することができず、更にはその上の被せ物も固定ができないのです。事故での損傷や虫歯が深くまで進行している場合、歯根を取り除く必要がでてくることもあるため、人工的に根を埋め込み治療を行うインプラントや、他の歯に義歯を固定するブリッジ、入れ歯など別の治療方法を選択することとなります。(他の治療方法については記事の最後で詳細を説明しています。)

1−2.差し歯の値段には目的により大きく開きがある

差し歯の値段は保険適用か保険外かによって大きく変わってきます。保険適用のものは3,000円程度から導入することができますが、「最低限日常生活で問題なく使用できる」状態を保つことを目的としているため、見た目や耐久性はそれなりのものとなってしまいます。

もし自分の歯と同じような美しさや強いかみ合わせにも耐えられる高い耐久性を求める方は、保険診療よりも費用が高額となる保険外のサービスを検討する必要がでてきますので、「何を目的とするか」を明確にした上で治療を開始していきましょう。

具体的に導入を検討している方は「差し歯の値段を完全解説!差し歯の種類別ランキングとメリットまとめ」に金額別・目的別の比較表がありますのでぜひ参考にしてください。

1−3.うまく付き合っていけば寿命は20年にもなる

材質や手入れの方法、使い方によっても変わるのですが、差し歯のケアを行っていくことで、交換なしのまま最大20年程使い続けることも可能と言われています。(一般的な平均としては10年前後となる場合が多いようです。)

交換が必要なタイミングとしては差し歯の付け根が痛い時、欠けや割れが起こった時、差し歯が変色してきた時、歯茎が変色してきた時などがあげられます。うまく付き合っていくためには歯と歯茎を健康に保つため日々の歯磨き時にしっかりとブラッシングを行ったり、定期的な通院により虫歯や歯周病を予防していくことが大切です。

1−4.差し歯の治療工程を知る

差し歯の治療はフルコースの場合、カウンセリング、検査、虫歯の治療、差し歯の土台作成、型作り、歯の色を計測、仮歯を入れる、差し歯の装着といった流れで進んでいきます。虫歯の状態が悪く、そもそもの虫歯治療に時間を要する場合など、治療が長期化することもあり、保険適用の差し歯を選んでも治療費がかさんでしまうことがあるので事前にかかりつけ医に相談を行い、治療期間と治療費の目安を把握することが必要です。

2.差し歯とインプラント、ブリッジ、入れ歯の違い

損傷や虫歯治療により義歯を入れる必要が出てきた場合には、これまで見てきた差し歯以外にもインプラント、ブリッジ、入れ歯という治療法があります。それぞれに特徴やメリット・デメリットがあるのですが、一般的には患部の状態によって差し歯orインプラント、次にブリッジ最後に入れ歯という順番で選択をしていくこととなります。(下図を参照)

スクリーンショット 2015-12-21 17.01.12
では次からの項目でそれぞれの治療法のメリットデメリットを説明していきます。

2−1.根が残っていて大掛かりな手術をしたくない方は差し歯がオススメ!


差し歯_被せ物
これまで差し歯についての紹介をしてきましたが、差し歯を選択可能な状態、つまり根が残っている方は「根を取り除く」という選択肢もあるためこれから説明をするすべての治療から選んでいくことができます。

ですが、差し歯は金額を抑えたい方から見た目・耐久性を求める方まで幅広い目的に対応することが可能な治療法であるため「大掛かりな手術をしたくない」方には差し歯をオススメします。

他の選択肢と比較する場合、現実的にはインプラントと検討をしていくことになるのですが、差し歯の唯一とも言えるデメリットである「10年〜20年程度で交換する必要がある」をインプラントは解消することができます。これにある程度大掛かりな外科手術が必要なのですが詳しくは次項で説明していきます。

<差し歯のメリット>

・目的別に選択肢が幅広い
→耐久性、審美性を高めることもできるし、低価格での導入も可能

・自らの歯のように噛める

・他の健康な歯に悪影響がない

<差し歯のデメリット>

・手入れを行ってもある程度の期間で交換が必要となる場合がある

2−2.金銭的な負担や大掛かりな治療に耐えられる方はインプラントがおすすめ!


インプラント
インプラントとはこれまで入れ歯や差し歯などで唱えられてきたデメリットをすべて払拭する、万能の治療法です。
しかし、平均で最低15万円〜の費用が発生することと、顎などの骨にボルトを固定する大掛かりな外科手術が必要であるなど人によってはマイナス要素となるものがあります。

<インプラントのメリット>

・手入れによって40年以上保つ場合もある

・耐久性に優れる

・審美性に優れる

・自らの歯のように噛める

・他の健康な歯に悪影響がない

<インプラントのデメリット>

・骨にボルトを固定するなど大掛かりな手術が必要

・最低価格でも費用負担が大きい(150,000円程度〜導入可能)

2−3.根がなく、インプラントを選択しない場合はブリッジを選ぶ


ブリッジ
ブリッジは両隣の健康な歯に被せ物を固定して装着する治療方法です。2本を支柱とすることにより安定性が向上し、自分の歯のようにしっかり噛むことができます。

ですが、装着する際に両隣の健康な歯を削る必要があったり、必要以上の負荷がかかることで総じてダメージは大きくなる傾向にあります。治療する予定の歯の両脇に健康な歯が残っている場合はブリッジを選択しましょう。

<ブリッジのメリット>

・自らの歯のようにしっかりと噛むことができる

・保険が適用できるので比較的安価 (1万円〜)

<ブリッジのデメリット>

・固定する金具や見えてしまったりと見た目が良くない

・固定するために健康な歯を削る必要がある。また使用を続けると両隣の歯にダメージが出やすい

・歯茎とブリッジの隙間に食べかすが詰まったりと衛生面に難がある

2−4.入れ歯は最終手段


部分入れ歯
入れ歯は根っこや両隣に健康な歯がある必要がなく、どんな場合でも適用可能なある意味では万能の治療法とも言えるのですが、入れ歯と歯茎や他の歯の間に食べかすが詰まりやすかったり、噛む力が自らの歯と比べて3割程度まで落ちてしまったりとデメリットが専攻してしまうため選択肢としては最終段階となることが多いです。固定する治療法ではないため、毎日寝る前に外して洗浄を行うなどより多くのメンテナンスが必須となります。

<入れ歯のメリット>

・歯の本数や状態に限らず導入が可能

・保険が適用できるので比較的安価(総入れ歯は上下どちらかで1万円〜、部分入れ歯は5,000円〜)

<入れ歯のデメリット>

・不衛生になりがち

・洗浄など毎日のメンテナンスが必要

・噛む力が健康な時の3割程度まで落ちる

3.まとめ

いかがでしょう、ここまでお読みいただき差し歯についてご理解いただけたかと思います。途中でも紹介しましたが差し歯を検討する方は、下記のページに「綺麗さ」「耐久性」「費用面」の基準ごとに選べる材質の全種類とその治療のすべてまとめてありますので参考にしてください。
差し歯の値段を完全解説!差し歯の種類別ランキングとメリットまとめ
差し歯だけでなく、インプラント、ブリッジ、入れ歯とそれぞれの治療方法には選択できる条件や目的別のメリット・デメリットが明確化されているので、導入を検討する場合は医師の診断を元に「何を優先するか」をしっかり落とし込んでから次のステップに進みましょう。

広告

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

関連している記事

歯の健康に関する情報はSNSでの購読が便利です。

一番上に戻る