差し歯の値段を完全解説!差し歯の種類別ランキングとメリットまとめ

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保険適用や適用外、前歯用・奥歯用、セラミックや銀歯などとにかく色々な種類がある差し歯。結局何が良くてどのくらい料金がかかるのか、そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。差し歯は求める性能の度合いによって3,000円程度から200,000円程度と大きく治療費に開きがあります。こちらの記事では初めて差し歯にする方や新しいものに交換を検討している方が予算に応じた最適な差し歯をみつけられるように前歯と奥歯それぞれの性能ランキングを発表しています!
ちなみに前歯と奥歯が分かれている理由は、部位によってかみ合わせの際に掛かる負荷が全く違うため、使用する材質が変わってくるためです。実際はジルコニアやメタルボンドなど、どこの歯にも適応できる材質もあるのですが、こちらは後ほど詳しく説明をしていきますので早速ランキングをみていきましょう!

1.差し歯の値段と性能ランキング!

前歯に最適な差し歯ランキング(価額別表示)

順位 種類 保険 費用負担額 見た目の良さ 強度 特徴 デメリット 素材
1位 ジルコニアクラウン × 100,000円〜200,000円 ★★★
★★★
6 ★★★
★★★
6 見た目・強度共に最高ランク ほぼないが敢えていうなら治療事例が少ないため今後何かしらのリスクがあるかもしれない セラミック(陶器)+ジルコニア
2位 メタルボンド × 80,000円〜150,000円 ☆☆☆
☆☆
5 ★★★
★★★
6 強度は最高ランク まれに歯茎の境目が黒く見える金属アレルギーの方は注意が必要 セラミック(陶器)+金属補強
3位 オールセラミック × 80,000円〜150,000円 ☆☆☆
☆☆
5 ☆☆☆
☆☆
5 アレルギーの心配がほとんどない ジルコニアやメタルボンドに比べると割れのリスクが高まる セラミック(陶器)
4位 ハイブリッドセラミック × 40,000円〜120,000円 ☆☆☆
4 ☆☆☆
4 アレルギーの心配がほとんどない プラが徐々に変色する可能性がある割れのリスクがある プラ+セラミック粒子
5位 硬質レジン前装冠 5,000円〜8,000円 ☆☆☆ 3 ☆☆☆ 3 そこそこ綺麗そこそこ頑丈 プラが徐々に変色する可能性がある割れのリスクがある プラスチック+金属
6位 硬質レジンジャケット 3,000円〜5,000円 ☆☆☆ 3 ☆☆ 2 安い プラが徐々に変色する可能性がある割れのリスクがある プラスチック

奥歯に最適な差し歯ランキング(価額別表示)

順位 種類 保険 費用負担額 見た目の良さ 強度 特徴 デメリット 素材
1位 ジルコニアクラウン × 100,000円〜200,000円 ★★★
★★★
6 ★★★
★★★
6 見た目・強度共に最高ランク ほぼないが敢えていうなら治療事例が少ないため今後何かしらのリスクがあるかもしれない セラミック(陶器)+ジルコニア
2位 メタルボンド × 80,000円〜150,000円 ☆☆☆
☆☆
5 ★★★
★★★
6 綺麗で強度がかなり高い まれに歯茎の境目が黒く見える金属アレルギーの方は注意が必要 セラミック(陶器)+金属
3位 金歯 × 40,000円〜100,000円 1 ★★★
★★★
6 最高ランクの強度金属が固すぎず歯に馴染む 見た目が悪い 金属(高品質)
4位 銀歯 3,000円〜5,000円 1 ☆☆☆
4 安い 見た目が悪い 金属

※差し歯は部位により使用できる材質が違うため前歯と奥歯は別々に作成しています。

いかがでしたでしょうか。ご覧のように「差し歯」と一言でいってもこれだけの種類があり、どうやって選べばいいのか迷ってしまいそうですね。

以下で詳細に説明をしていきますが、差し歯の値段は美しさと強度をどれだけ求めるかによって値段がかわってきます。保険適用のものが他と比べてぐっと安くなっているのは、「最低限生活をしていくために支障がないレベル」を目指す治療であるためです。それ以上を目指す場合は予算と目的に併せてどの差し歯にするかを落としこんでいく必要があります。では詳しく説明をしていきましょう。

2.差し歯の値段は見た目の美しさと強度によって決まる

ランキングでは前歯、奥歯ともに高価なジルコニアクラウン、メタルボンドが上位を締めています。また安価な保険適用のものは下位に位置する結果となっています。この値段の違いは何なのでしょうか。それは「見た目の美しさ」と「強度」の2点で説明することができます。差し歯は歯が欠けたり虫歯の治療で削ったりして失った歯の代わりに装着する治療法です。そのため残っている他の歯との色の差が出てしまっては見た目に問題がありますし、日常生活上で欠けてしまう危険性がある場合は安心して使用できませんよね。

そういった理由で美しく欠けにくい差し歯の素材は高価となり、黄ばみやすく欠ける可能性がある素材は安価となっているのです。
それでは以下でそれぞれの素材の特徴と詳しい説明を紹介します。値段以外にもアレルギーのリスクなどがある場合があるので、ぜひ目を通してしっかりと自分にあった差し歯を選択できるようにしましょう。

2−1.【前歯&奥歯】美しさ、強度ともに最高の差し歯を求めるならジルコニアクラウン

ジルコニアクラウンは前歯奥歯共に最高の治療方法です。その分費用負担も大きくなりますが、欠ける心配も少なく見た目も自分の歯と変わらないかそれ以上に綺麗なため最高を求める方はジルコニアクラウンを選びましょう!材質としては中に非常に固い素材のジルコニアを使用し、その周りを見た目が美しいセラミックで覆っています。

前述した前歯と奥歯の素材の違いですが、セラミック素材は奥歯の噛み合わせに耐えられる素材ではなく、中にジルコニアが入れ強度が高まって初めて奥歯適用が可能となります。また、後に出てくるレジンというプラスチック素材も奥歯の噛み合わせに耐えられる素材ではないため前歯のみでの使用となっています。

2−2.【前歯&奥歯】予算を150,000円以下に抑えつつ高性能を求めるならメタルボンド

メタルボンドはジルコニアクラウンと似ており、ジルコニアの代わりに中に金属を使用しその周りをセラミックで覆う形で作られています。金属も素材としては非常に固いものであるため強度は申し分ないのですが、歯茎が下がってきた場合などに根本が黒く見えてしまう可能性があります。

また、予算がこちらに適合していても、もし金属アレルギーをお持ちである場合はメタルボンドを避け、次項のオールセラミックを選ぶことをオススメします。

2−3.【前歯】予算150,000円以下で金属アレルギー対策をするならオールセラミック

こちらはジルコニアやメタルボンドとは違い、素材を組み合わせずにセラミックのみで作られた差し歯となります。セラミックは前述の通り非常に見た目が美しい差し歯を作れるのですが、補強がない分上記2つよりは強度は劣ります。

しかし、アレルギー対策など安全に使用でき、後に出てくるプラスチック素材よりは強度も高いため安心して使える差し歯であると言えます。

2−4.【前歯】予算80,000円以下で保険適用以上のものを求めたい場合はハイブリットセラミック

ハイブリッドセラミックとはレジンというプラスチック素材にセラミック粒子を混ぜあわせて強度と見た目を向上させた差し歯です。やはりこれまでにでてきたようなより高価なものにはどうしても劣ってしまいますが、最低限の機能を維持する保険適用の差し歯に比べると白さや強度などは高く、歯科医によっては40,000円〜作成が可能な場合もあるなどコスパが高い差し歯であると言えるでしょう。

2−5.【前歯】保険適用内でもなんとか性能を上げたい場合は硬質レジン前装冠

こちらは保険適用の差し歯で適用外のものと比べるとぐっと導入費用が下がります。先ほども記載しましたが保険適用の治療で気をつけなくてはいけないのは「最低限必要な機能を維持すること」が目的なので、どうしても値段相応の見た目や強度となってしまいがちです。

しかしこちらの素材はメタルボンドのように中に金属を入れその周りをレジンで覆っているため、次項のレジンのみで作成した素材よりは強度が高くなっています。金額も数千円の差であるため保険適用内で選択をする場合はこちらの素材をオススメします。

2−6.【前歯】費用負担をできる限り抑えたい場合には硬質レジンジャケット

こちらの素材は既に記載している通り、レジンというプラスチックの素材で作成をした差し歯であり、特徴としては最も安価に導入できる差し歯であるということです。

しかし、見た目もそれなりで強いかみ合わせや外部からの衝撃で割れてしまったケースも報告されているなど性能としては心もとないものとなっているのため、その旨を忘れずに検討を進めましょう。費用負担をどうしても抑えたいという方はこちらの素材を選択してください。

2−7.【奥歯】予算100,000円以下で選ぶ場合は金歯

奥歯は4種類(ジルコニアクラウンとメタルボンドは前述の通り)から選択することとなり前歯に比べて選択の幅が狭いのですが、それぞれ特徴がありますので一つずつ説明していきます。まず金歯ですが、こちらは「純度の低い金」や「金と白金の合金」で作られた差し歯であり、金属ならではのしっかりした強度と「金」特有の柔らかさを兼ね備え、長持ちかつ噛みあわせた他の歯を痛めづらいという特徴を持っています。

ただし、これまで前歯で説明してきたような「自らの歯に似せよう」という考えの治療法ではないので、奥歯でも見た目が気になる方はなんとかジルコニアやメタルボンドの導入を検討してみましょう。

2−8.【奥歯】費用負担を抑えたい場合は銀歯

銀歯は前歯で言うところの硬質レジンジャケットに当たる最も安価な素材です。金歯同様見た目が良いとは決して言えませんし、強いかみ合わせにより他の歯を痛めてしまう可能性などリスクもあります。また、金属アレルギーの原因になる可能性もあります。奥歯は選択肢が少ないこともあり、予算の都合で銀歯を選ばざるを得ない方もいると思いますので、導入の際はしっかりと事前に医師に確認をし、リスクを乗り越えた上で治療を進める必要があります。

3.選ぶ差し歯や値段によって治療期間に違いはない

最適な差し歯を選ぶことができた後、気になるのは治療期間の違いではないでしょうか。こちらについては材質による違いはあまりなく、基本的にどの歯でも歯科技工士の方が概ね1週間程度で作成をしてくれます。あとは治療が必要な歯がどのような状態にあるかにもよって変わってくるため一概には言えませんが、神経をとって土台を入れてとフルコースでの治療の場合には一本当たり5回以上の通院が必要となるケースもあるようで、簡単な治療で住む場合は3回程度で終了となることもあります。

〜差し歯治療の進め方について〜
差し歯を被せることになる場合、多くは虫歯や歯が折れた等の理由で前後の処置が必要となってきます。ここでは一般的に行われる差し歯治療のフルコースを紹介しますので、治療期間のイメージを作る上での参考にしてください。

あくまで「フルコース」を参考として記載しているため、自らの歯が土台として活用できる方や根が残っている方はこの半分の工程で済む場合もありますし、虫歯の深度によっては治療が長引き、記載通りかそれ以上の時間を要する場合もあります。実際、治療を受ける場合にはしっかりと医師に相談を行い、治療工程を明確にした上で治療へと向かいましょう。

カウンセリング
最初の工程として治療方法、来院の回数、費用などの説明を受けその上で治療を行うことを決めていきます。

検査
歯科医師による視診・触診・打診や、エックス線検査等により口腔内を検査し状態を調べます。

虫歯の治療
差し歯治療に入る前に虫歯の治療、歯の根等を綺麗にするなどの治療を進めます。

差し歯の土台作成
歯の状態により神経の治療などを経てから歯の根の部分に土台をいれます。虫歯の進行具合や神経へのダメージによって必要になる場合とそうでない場合があります。土台は金属または歯の色に近いファイバーコアのいずれかで作成を行いますが、こちらも求める範囲によって金額が変わりますので事前に相談を行いましょう。

型作り
土台が出来上がり、調整が完了したら次は差し歯の型を取ります。ここで保険適用と保険外の治療で違いがでてきます。実費負担が可能な方はより緻密な型取りができたり、上記表のような付加価値をもたせた差し歯への移行がスムーズになされていきます。

歯の色を計測
専用の測定法により歯の色を数値化していきます。ここでも選ぶ差し歯の保険適用・適用外により選べる色の幅が違ってきます。

仮歯を入れる
型作りと色の計測が完了後、技工士が差し歯の作成にとりかかりますが、概ね一週間程度の期間を要するため、必要であれば仮歯を入れることができます。

差し歯の装着
差し歯の完成後、実際に装着を行います。ここで外れた場合はどうしたら良いのかなど、今後のアフターケアについてしっかりと説明を受け、心配なことはすべてクリアにしておくことが大切です。

4.差し歯が適用できない場合がある

ここまで差し歯の種類をみてきましたが、患部や他の歯の状態によっては差し歯を選択することができない場合があります。そのため他の選択肢としてあげられるインプラント、ブリッジ、入れ歯の概要を併せて確認しておきましょう。どんな場合に差し歯が適用できないのかもしっかり説明していきます。

4−1.歯の根がない場合は差し歯が適用できない

差し歯とは虫歯の治療後や折れなどによって歯を失った時、図の肌色部分の「歯の根っこ」が残っている時のみ利用できる治療法です。この部分が残っていない場合は灰色の部分の土台を装着することができず、その上の被せ物、いわゆる「差し歯」のことですがここも取り付けることができません。事故や虫歯の治療などで医師の診断を受けた後に導入を検討される方は大丈夫だと思いますが、

もし既に差し歯をされている方で、「色が悪くなってきた」「ぐらついてきた」などの理由で交換を考えている場合は注意が必要です。新たな虫歯が進行していたり何らかの原因で歯の根にダメージを負っていたりする場合、交換時に根を取り除く必要が出てきて差し歯自体が選択できなくなることも考えられます。心配な方はまずかかりつけ医に相談を行い、その上で安心して差し歯の種類を選んでくださいね。

4−2.差し歯が適用できない場合や差し歯以上の性能を求める場合はインプラントを検討する

インプラントは差し歯治療の前提条件である「根っこ」がない場合に、人口の歯根を埋め込んで義歯を固定していく治療法です。最も自然な歯に近い状態を再現でき、治療完了後は見た目や性能に満足いく可能性が非常に高く、交換無しで長期間できる(40年間使っている方もいるとか)などメリットも多いです。

しかし、料金が高額(一本あたり約15万円以上)になりやすいこと、治療に時間がかかること、大規模な外科手術が必要になることなど人によってはデメリットとなる問題もありますので導入の場合にはかかりつけ医にしっかりと相談を行いましょう。

4−3.根っこがなく、インプラントを選ばない場合はブリッジを選択する

インプラント同様に歯の根っこがない場合で、患部の両脇にある程度健康な歯があることが条件で利用できる治療法です。後述しますが入れ歯にはデメリットが非常に多いためインプラントを選択しない場合、必然的にブリッジを選ぶこととなります。治療に際して両サイドの健康な歯を削らなくてはならず、装着後も歯に負担がかかります。

ただし、差し歯やブリッジなどもそうですが自分の歯に近い状態で噛めるなどのメリットもあります。費用面は保険適用でで約1万円〜4万円程度、実費では約10万円〜100万円程度となっており、治療する歯の本数や部位によって治療費や保険適用の範囲が異なる仕組みになっています。

4−4.入れ歯

根っこもなく、患部の両隣に健康な歯もない場合には入れ歯を選ぶこととなります。入れ歯は健康な歯と比べて噛む力が3割程度まで落ちてしまったり、隙間に食べかすが詰まる、毎日取り外して洗浄する手間がかかるなどのデメリットが目立ちます。できることなら入れ歯を導入する必要がないようこまめに歯科通院をする、日々のブラッシングをするなどして健康な歯を保ちましょう。

5.まとめ

差し歯の導入を検討されている方は「予算」と「求める機能」をしっかり落とし込んで数ある差し歯の種類から「自らに合った差し歯」を選択していくことが大切です。また、導入を本格的に検討する場合は差し歯が適用できるかどうかを調べる上でも事前にかかりつけ医に相談を行い、その上で最も正しい治療法を選びましょう。

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