歯槽膿漏・歯周病による臭いの原因と7つの対処法

edbdbce561ff3881f3eb78f25861d136_s
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

“歯槽膿漏が原因の口臭をどうにかしたい”また、“口臭の原因が歯槽膿漏なのか?”と悩んでる方は多いと思います。
口臭の一番多い原因は歯槽膿漏(=歯周病)であり、軽度な症状も含めると成人の約80%が歯周病であるとも言われてます。
歯周病は進行すると強烈な臭いを発するだけでなく、歯そのものを失ってしまう危険な病気でもあります。
今回は、歯槽膿漏(歯周病)による口臭の特徴と、臭いを改善する方法をお伝えします。

1)歯槽膿漏(歯周病)による口臭かチェック

1-1、臭いの種類で確認

まずは、コップや袋に息を吹きかけ閉じ込めます。一度、きれいな空気を吸い直し、改めて閉じ込めた息のニオイを嗅いでみましょう。
手で口と鼻を覆ってかぐ方法でもいいですが、手についている匂いが混じってしまうこともあります。手を洗ってからやりましょう。

歯槽膿漏(歯周病)が原因である場合、「腐った玉ねぎのような臭い」がします。これは、歯周病の原因である細菌(プラーク)が“メチルメルカプタン”というガスを発生させるためで、このガスが臭っているのです。
また、歯周病が進行している場合、歯ぐきに膿がたまってしまうこともあります。この膿は、「とても酸っぱくて強烈な臭い」がします。

1-2、口内の状態でチェック

「嫌な臭いはするけど、どんな臭いかは分からない」という方は、下記のチェック表で自分の状態を確認してみてください。
3つ以上あてはまっている場合、歯周病が原因の口臭である可能性が高いと言えます。

セルフチェック表(参照:日本臨床歯周病学会
□ 朝起きたとき、口の中がネバネバする。
□ ブラッシング時に出血する。
□ 歯肉がむずがゆい、痛い。
□ 歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉はピンク色で引き締まっている)
□ かたい物が噛みにくい。
□ 歯が長くなったような気がする。
□ 前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。食物が挟まる。

2)歯槽膿漏(歯周病)による臭いの原因2つ

歯周病による口臭は、2つのタイプに分かれます。
1つ目は歯周病菌(プラーク)が臭いを発している場合で、2つ目は歯周病によって歯ぐきに膿がたまり臭いを発している場合です。膿がたまっている場合は、歯周病が重症化している可能性が高いため、早急に歯医者で治療してもらう必要があります。

2-1、歯周病菌(プラーク)が原因

歯周病の最大の原因はプラーク(歯垢)と呼ばれる歯周病菌の塊です。食べカスを24時間以上放置することでプラークにかわり、歯周病を進行させる毒素を放出し続け、さらにはメチルメルカプタン”という臭いガスを発生させます。
歯周病菌(プラーク)が臭いを発生させている場合、それを取り除くことが口臭対策になります。

2-2、歯茎の中の膿が原因

歯周病が進行すると、歯ぐきの奥や歯の根本にまで歯周病菌が増殖していきます。それにより歯ぐきの中に膿がたまり、この膿が嫌な臭いを放ちます。
膿ができるほど歯周病が進行している場合、歯ぐきの奥深くまで歯周病菌が入り込んでいる可能性が高いです。その場合は自分では治せませんので、歯医者で下記の治療が必要になってきます。

3)歯槽膿漏(歯周病)による臭いの対処法

3-1、歯磨き法を見直す

プラークの80%は歯磨きだけで除去することが可能です。歯と歯ぐきの間を磨くことを意識しましょう。
歯ブラシを歯に対し45度の角度で、歯と歯ぐきの間に毛先を入れるようにして磨いてください。1,2本ずつを小刻みに振動させながら磨きましょう。
寝ている間は特に細菌が繁殖しやすいです。寝る前、起きた後は必ず磨きましょう。
歯みがき

3-2、デンタルフロスを使う

歯ブラシではどうしても届きにくい歯と歯の隙間の掃除用です。歯磨きが終わったあとに使うと、より磨き残しが少なくなります。
詳しい使い方は「1日3分で口臭と虫歯を予防!デンタルフロスの効果的な使い方」を参考にしてください。
itomaki

3-3、マウスウォッシュを使う

歯磨き後にマウスウォッシュでうがいすることで、歯周病菌を殺菌する効果があり、口臭を抑える効果もあります。特に、「コンクールF(https://www.weltecnet.co.jp/)」と「パーフェクトペリオ(http://goodmarker.com/)」は殺菌力が高く、歯医者さんでも推薦されることが多い商品です。通販でも購入が可能です。
mausu

m_1

3-4、歯石除去を歯医者で行う

歯石とは、プラークが放置され石のように固まってしまっている細菌の塊です。歯石は自分で除去することが難しいため、歯医者さんで歯石を取ってもらいましょう。通常、1回の治療で全ての歯をクリーニングしてもらえます。またその際に、普段正しく歯が磨けているかチェックしてもらうことも可能です。
参考料金:約3000円(保険の3割負担の場合)

3-5、3DS除菌治療(Dental Drug Delivery System)を歯医者で行う

3DS除菌治療は、”虫歯になりやすい方”や”自身の口腔ケアに自信がない方”の助けになる予防治療です。専用のマウスピースに抗菌剤と殺菌消毒薬を注入し装着することで、歯ぐきに長い時間薬を留め、歯周病菌を効果的に殺菌します。細菌除去の治療であるため、副次的に口臭予防にもつながります。
治療の流れは下記のように進みます。

1、歯医者でカウンセリング・細菌検査を実施します。
2、自分専用のマウスピースを作成してもらいます。
3、歯垢・歯石は薬剤の効果を妨げるため、クリーニング(PMTC)してもらいます。
4、完成したマウスピースと薬をもらい、毎日就寝前に自身でホームケアをします。
5、3DS治療開始から1週間後、歯医者で経過チェックします。
6、3DS治療開始から2ヶ月後、細菌検査にて効果判定(細菌が減っていない場合は継続)

※注意点として、3DS治療は比較的新しい治療法のため、一部の歯医者でしか行われていません。ホームページか電話で対応しているか確認しましょう。希望をすれば、細菌検査によって3DSが必要か歯医者で診断してもらえます。
参考料金:初回の細菌検査5000円~1万円程度、総額3〜5万円程度(保険外診療です。)

3-6、歯周ポケット掻爬(そうは)術を歯医者で行う

局所麻酔を行って歯石や膿を歯ぐきとともに除去します。歯ぐきの奥まで歯石やプラークが溜まってしまっている場合に行われる治療です。
参考料金:約360円 / 歯1本(保険の3割負担の場合)b-2

3-7、フラップ手術を歯医者で行う

上記のそうは術でも除去できないほど奥までプラークがある際に行われます。歯ぐきを切開して、露出した歯根に付着したプラークや歯石を除去します。
参考料金:約3000円 / 歯1本(保険の3割負担の場合)b-3

まとめ

多くの方が悩病んでいる口臭問題は、多くが歯槽膿漏(歯周病)によるものです。今回お伝えした対策法を継続して行うことで、口臭をなくし、歯周病も治しましょう。歯周病の詳しい治し方は「自宅でもできる!歯周病の正しい治し方と日々のケア」でご確認ください。

広告

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

関連している記事

歯の健康に関する情報はSNSでの購読が便利です。

一番上に戻る