【完全版】正しい入れ歯の手入れ法と3つの禁止事項

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クレプラ編集部この記事の監修者

クレプラ編集部先生

内科, 外科, 歯科, 皮膚科

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入れ歯は簡単に外すことができ手入れも比較的簡単にすることができます。
そのため「とりあえず水で流しておく」「なんとなく入れ歯の洗浄剤に浸しておく」など、なんとなくキレイになりそうな方法で済ませてしまっている方が多いようです。
ですが、実は正しい方法で日々の手入れを行わないことが、臭う原因になってしまったり、歯石が溜まってしまったりと様々な悪影響に繋がってしまうのです。

もし、あなたが今まで自己流や見聞きした知識でなんとなく手入れをしているようでしたら、こちらの記事で「手入れをするべきタイミング」「正しい手入れの仕方」をご紹介していきますので、この機会に覚えていきましょう。
また、手入れをする際にしてはいけないことと、手入れが充分でない時に起きる悪影響も合わせて紹介していますのでぜひ、最後まで読んでくださいね。

入れ歯をされているご本人や、介護・看護に携わっている方、ご家族の方など入れ歯の手入れをする機会があるすべての方の参考になれば幸いです。

1:手入れのタイミングは毎食後と寝る前

入れ歯の手入れは比較的カンタンといえども、回数が増えれば生活の負担になります。ですが、自らの歯と同様に出来る限り毎食後には手入れをすることが望ましいです。手入れの仕方にも関わるので詳しくは後述しますが、毎食後にしっかりと水で流すなどの手入れを行い、寝る前には外して口内のリフレッシュを行いましょう。

2:入れ歯の手入れは3段階

入れ歯の手入れ方法は大きく3段階に分けることができます。以下で詳しくみていきましょう。

2−1 流水のもと、歯ブラシでブラッシングする

流水磨き
まずは入れ歯を外し、水かお湯を流しっぱなしにした状態で優しくブラッシングしていきましょう。
自分の歯と同様に歯と歯の間のつまりを取り除いたり、歯茎と入れ歯の間を良く磨く、クラスプ(留め具)とプラスチックの間を磨くなどのポイントを抑えると汚れが取り除きやすいでしょう。また、使用するブラシは通常の歯ブラシでも問題ありませんが、「入れ歯専用のブラシ」というものも市販されており、硬さの違う毛先が数種類ついていたり、外した状態で磨きやすいように毛がカットされていたりと効率よく磨くことができるのでオススメです。

※磨く際に歯磨き粉を使用するのは厳禁です!(詳しくは後述します)

2−2 口の中もブラッシングまたはうがいでキレイにする

綺麗な入れ歯
入れ歯を外した時に口内もしっかりと洗浄する必要があります。当たり前のことですが、残っている歯が虫歯になっては元も子もありませんし、虫歯や歯周病が原因でオーダーメイドで作る入れ歯が合わなくなってしまうこともあります。
洗浄の方法としては、歯が残っている方は通常通り、歯磨き粉と歯ブラシでブラッシングを行い、総入れ歯の方はよくうがいを行いましょう。市販のうがい薬を使用するのもおすすめです。

2−3 水またはぬるま湯で保管する

入れ歯漬ける
こちらは主に、時間が取れる夜間の手入れとなりますが、一日に一度は水またはぬるま湯に浸けて、入れ歯と口内を休ませしょう。浸け置きすることでブラッシングだけでは取りきれなかった汚れが浮いてくることも期待できます。市販の入れ歯洗浄剤を使うのも良いですが成分によっては金属が痛むこともありますのでよく調べてから使用しましょう。一番いいのはかかりつけ医に相談することです。

3:入れ歯の手入れでしてはいけないこと

正しい手入れの方法を知るとともにしてはいけないことも覚えておきましょう。間違った手入れの方法は入れ歯の寿命を縮めてしまいます。

3−1 高温のお湯での洗浄や漬け置き

入れ歯は多くの場合、レジンというプラスチックで作られているため、高温のお湯などで洗浄をしたり、浸けたりしてしまうと変形の恐れがあります。変形してしまった入れ歯は噛みあわせが悪くなる、それに伴い痛みがでるなど様々な悪影響を及ぼします。

3−2歯磨き粉をつけて磨く

歯磨き粉には研磨剤が使用されているのため、この成分が入れ歯を傷つけてしまう恐れがあります。日々の手入れをしっかりしていれば水洗いやぬるま湯での洗浄で問題ありませんが、こまめに手入れができない時やどうしても心配な時は、入れ歯専用の洗浄剤がありますのでこちらを利用しましょう。

3−3 クラスプ(留め具)を自ら調整する※部分入れ歯の場合

総入れ歯は歯茎にしっかりと密着し吸着することで固定を行いますが、部分入れ歯の場合は、残っている自分の歯にクラスプという留め具を引っ掛けて固定をすることになります。
使用を続けているとなんとなく違和感が出てきて、手入れの時などにこのクラスプをいじりたくなってしまいますが、入れ歯は歯科医師・歯科技工士が作成する精密な医療機器ですので、素人が下手に触ることは厳禁です。もし違和感が強くなってきたり、気になる場合はすぐにかかりつけ医に相談しましょう。

4:手入れが充分でないときに起きる悪影響

臭う入れ歯
これまで正しい手入れの仕方をみてきましたが、こちらのパートでは「もし充分な手入れができない場合にどのような悪影響がでるのか」をみていきましょう。

4−1 歯石や歯垢が溜まる

まず定期的なブラッシングや流水での洗浄ができないと、自らの歯と同じく歯垢が溜まり出し、最終的にはただブラッシングをしても取れない「歯石」が付着し始めます。こうなってしまうと手入れも大変になりますので日々の手入れが大切です。

4−2 悪臭がする

上記の歯石や歯垢が悪臭の原因となります。言うまでもないことですが、口臭はコミュニケーションを妨げる原因ともなりますので普段からの手入れをしっかり行いましょう。

4−3 虫歯や歯周病の原因になる

残った歯がある場合、入れ歯の手入れを怠ることで、自らの歯と入れ歯の間に食べかすが詰まっているのを放置することなどが、虫歯や歯周病を進行させる原因となります。その結果入れ歯が合わなくなるなどして様々な問題を引き起こしますので日頃のケアを大切にしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ここまで読み進めていただいた方には正しい入れ歯の手入れ方法とそのタイミング、手入れの際にしてはいけないことと手入れが充分でない時に起きる悪影響がお分かりいただけたのではないかと思います。
入れ歯は作成する際、装着する方の口内にピッタリと合うよう一つひとつオーダーメイドで設計されます。まれに装着当初から合わないなどの不具合もあるようですが、多くの場合、違和感の原因は日々の手入れの仕方や口内の環境変化です。自らの歯を補ってくれて「身体の一部」とも言える大切な入れ歯を長く使うためにも、これまで確認してきたポイントをしっかりと押さえて、末永いお付き合いができるようにしましょう。

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