歯茎に膿ができた時に絶対にやってはいけないことと考えられる6つの原因

歯茎の膿
クレプラ編集部この記事の監修者

クレプラ編集部先生

内科, 外科, 歯科, 皮膚科

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普段、歯磨きをするときに歯を見ることはあっても歯茎は見えづらいこともあってなかなかチェックが行き届かないもの。そのため、口の臭いや痛みが気になって鏡を見てみると、歯茎に膿がたまり、パンパンに腫れ上がってしまっていて驚いた!という方が多いのです。

歯茎にできてしまった膿で、このままで問題ないのか、痛みはないけれど何か重大な病気なんじゃないかと不安に思ったことがありませんか?残念ながら歯茎の膿は自然には治りませんので、歯医者での治療が必ず必要になってきます。

歯茎にできてしまった膿を放置すると強い痛みに繋がったり、時には歯を失ったりする場合もあります。
今回は歯茎から出る膿の原因と歯医者へ行くまでにやってはいけないことをお伝えします。

1)歯茎にできた膿に絶対にやってはいけないこと

1−1、自分で膿を出す行為は危険です

実際に膿が出てしまった場合、針などを使って自分で膿を出すことは可能かもしれません。
しかし、治療にはならず、下手に針などを刺したりすると、細菌が入ってしまう恐れもあります。ほとんど良い事はありませんので、なるべく手を出さずに歯医者へいきましょう。

1−2、血行を良くすると痛みが増します

強く痛む場合は、お酒やお風呂などの身体を温めるような行為は避けましょう。
血行が良くなると痛みも増します。安静にして歯医者さんで治療に臨みましょう

2)歯茎に膿ができると口臭がきつくなる

歯茎に膿がある場合、もうすでに、強烈な口臭がしていることが多くあります。
歯茎で菌が繁殖しているため、匂いを発生させます。歯茎にできた膿を潰したり取り出したりするとわかるのですが(※自分では行わないでください)、出てきた膿の味は、とても酸っぱくて強烈な臭いが出ます。
すぐに歯医者さんで治療を行うとともに、自分自身の口臭を確認することをおすすめします

3)歯茎に膿ができる原因6つ

歯茎から出る膿の原因は下記のようなものが挙げられます。どれも進行すると大変なことになりますので、早めに歯科を受診してください。

3-1、歯周病や虫歯が原因で歯茎が炎症をしている

歯周病や虫歯のせいで膿が発生する場合があります。
膿が出ている部分のブラッシングには気をつけましょう。また虫歯治療の跡の場合は、被せ物が合わない等の理由により、十分に歯垢を落とせず歯周病や歯槽膿漏となる可能性があります。

3-2、虫歯が原因で神経を取った歯が炎症している(根尖病巣)

神経を取ったり虫歯治療をしたりしたあとに、根管内に細菌感染が起こって感染根管となり、根尖病巣が出来ることがあります。根尖病巣はほとんど自覚症状が無いことも多いのですが、放置してそのままにしていると、ある時急に痛みが出始めたり、健康な隣の歯にまで悪影響を及ぼしてしまったりしますので、対処することが必要です。

3-3、歯茎にできた傷が炎症を起こしている状態(歯肉膿瘍)

小骨が刺さったり、歯ブラシなどでついたりした歯茎の傷より細菌が感染している状態です。
このため歯茎から膿が出てしまっている可能性があります。

3-4、歯の根に膿が溜まり炎症している(歯根嚢胞)

歯の根に膿が溜まっています。
歯の浮遊感、噛んだ時の痛みなどとして症状が現れる場合もありますが、神経治療した歯であれば一切の自覚症状がない場合もあります。
放置した場合も膿は無くならず、むしろ膿が肥大化しますので、歯医者での早めの治療が重要です。

3-5、歯が歯茎の中で折れている(歯根破損)

歯が割れると隙間から口の中の細菌が歯茎の奥まで入り膿が出ます。
割れている一部分だけ歯周ポケットが深くなり、常に細菌が溜まって膿が出続けますので歯医者での対処が必要です。

3-6、抜歯した親知らず周囲が細菌に感染している

親知らずを抜歯したあとに、周囲の歯茎から膿が出ることがあります。残っている根のほとんどは自然に吸収されるか、歯茎の外へ出されることが多いのです。しかし、稀に歯茎の中に残ってしまい、細菌が感染し膿が出てしまうことがあります。

4)歯茎に膿がたまったときの2つの治療法

歯茎に膿がたまったときの治療方法は、先生や患者の症状によって様々ですので、まずはしっかりと先生と相談し、治療方法をリスクと費用を含めて説明してもらいましょう。
ここでは、主に使われる歯茎の膿を除去する方法を紹介していきます。

4-1、抗生物質を飲んで細菌を減らす治療法

抗生剤や抗菌剤によって内側から歯茎内の細菌を減らす方法です。
一般的に歯科医院では根管治療に伴う腫れや痛みで抗生剤を処方することは多いようです。
根の病気に効くかどうかは、根の中の細菌を抗生物質で対処できるかどうか、にかかっています。

4-2、歯茎の膿を直接とり出す治療法

歯茎から膿を出すときに直接出す方法として、歯に穴を開けて取り出す方法と、歯茎を切開して取り出す方法があり、症状や個人の状態によって治療法がことなります。

歯の根幹治療をして膿を取り出す治療法

歯の上から器具を歯の中に通して根元の先端まで届かせることにより少しずつ歯の根を洗浄していき根元に溜まってしまった菌を取っていく方法です。
この根管治療は歯茎を直接切る方法と違って一回では完了しないことが多く、何回か行っていくうちに腫れがひいていき経過が良好なら少しずつ膿が出なくなっていきます。

歯茎を切開して膿を取りだす治療法

歯茎の膿が一部にひどく見られ、歯茎の形が変わっている場合などには切開によって膿を取り出すという治療法が用いられます。

5)歯茎にできもの(フィステル)が出たら要注意

歯茎に膿が出てきたことに合わせて、歯茎にできものが見えたら要注意です。
フィステルと呼ばれる、歯茎などに溜まった膿の出口の可能性があります。この場合、一度改善したとしても、何度でも再発します。膿の原因となる何らかの病気を抱えているからです。
痛みや腫れがなくとも、すぐに歯医者さんへ行きましょう。

6)まとめ

なにもせず放置するのは非常に危険です。仮に痛みが引いたとしても、膿は出続け、悪化します。
歯茎に膿ができた場合は、痛みがあるなしに関わらず歯医者へ行き、早めの治療を行いましょう。

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