歯ぎしりを引き起こす4つの原因と対策

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夜に歯ぎしりをしてしまうと、寝るのが怖くて友人やパートナーとの旅行や子供の添い寝をするのが不安になってしましますよね。歯ぎしりの原因はストレスといわれていますが、どのようなメカニズムで歯ぎしりが引き起こされているのか知っていますか?子供の歯ぎしりは永久歯が生えそろう小学校高学年までは問題がない場合が多いので、永久歯が生えてくるための歯ぎしりは子供の成長に必要なもの、成長とともに消えていきます(中学校頃になっても続くようだと大人と同じ原因の場合があります)。
しかし、大人の歯ぎしりは、虫歯や歯周病よりも恐ろしい歯や歯茎を破壊する無意識の習慣です。放っておくと歯のエナメル質が露出してキリキリ痛むようになったり、割れてしまったりします。そんな恐ろしいことになる前に、これから紹介する歯ぎしりの原因となるストレスとその対策法を実践して、歯ぎしりを改善しましょう!

1.歯ぎしりの原因は様々な「ストレス」

歯ぎしりは、いわゆる「ストレス」がその主要な原因だと考えられています。仕事や家庭のなど様々なストレスが我々にはのしかかっており、それが歯ぎしりを引き起こすのです。現代人の五割以上は歯ぎしりをしているという調査結果もあり(諸説あります)、歯ぎしりは現代人の習慣病です。
放っておくと歯や顎に非常に悪い影響をもたらすので、それらの原因を改善していきましょう。

2.歯ぎしりを引き起こす原因は「質の低い睡眠」と「顎の筋肉の硬直」がある!

現代人は様々なストレスに晒されています。職場の人間関係もそうですが、1日何時間も同じ姿勢でPCの画面を見続けたり、栄養の偏ったものを食べ続けたり、我々は自分の体に大きな負担をかけて日々を過ごしています。そういった負担が我々にストレスをため、歯ぎしりを引き起こすのです。

では具体的にどのようなストレスが歯ぎしりの原因になっているのでしょうか。
歯ぎしりのメカニズムには不明な点も多いのですが特に「質の低い睡眠」と、「顎の筋肉の硬直」がストレスとなり歯ぎしりの原因になっていると言われています。
そのため、歯ぎしりの対策として「質の低い睡眠」および「顎の筋肉の硬直」の原因を知り、適切な対策を行うことが重要となります。

3.「質の低い睡眠」を引き起こす原因とその対策

しっかり眠ることができず、半分起きているような睡眠、まさにそのようなときに歯ぎしりは起こります。
以下では眠りを浅くする原因と対策を紹介していきますので、該当している場合は改善するようにしてください。

3-1.睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時に無呼吸状態になり、良い睡眠を阻害する睡眠時無呼吸症候群は体にストレスをあたえます。
以下のような症状がある場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。一度、病院で診断することをおすすめします。

◆眠っている時の症状

いびきをかく
息苦しさを覚えて目を覚ますことがある
夜中に何度もトイレに起きる
寝汗がひどい

◆起きた時の症状

目を覚ますとのどが痛い
のどが乾燥している
疲れがとれておらず全身がだるい
頭痛を感じる

◆日中の症状

8時間以上眠ったはずなのに眠気がとれない
何故か、やる気が出ない
つねにイライラしている
疲労感・だるさ・倦怠感を感じる

無呼吸になると、脳が酸欠になり、それを補うため心拍数が上がるため、脳と体が覚醒してしまい深く眠れなくなるのです。生活習慣病とストレスが主な原因とされていますが、まだ詳しくはわかっていません。
ただし首周りの脂肪やアルコールで弛緩した筋肉が、上気道を物理的に圧迫すると無呼吸状態に陥りやすいということはわかっています。最近の研究でこの睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりの関係が指摘されるようになりました。歯ぎしりの後に無呼吸状態になることが頻繁にあり、睡眠時無呼吸症候群の人のおよそ7割が歯ぎしりをしているというデータもでてきます。ともにストレスが大きな原因であり、お互いがお互いを誘発しあっていると考えられています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の対策

・適正体重の維持
適正体重を維持し、睡眠時に脂肪が気道を圧迫しないようにしましょう。
・お酒に注意する
アルコールは筋肉を弛緩させるため、首周りの筋肉が気道を圧迫することがあります。お酒を飲むといびきをする人や、定常的な寝酒をする人はアルコールの摂取を控えると良いでしょう。
・口呼吸の改善
口呼吸は鼻呼吸に比べて、喉頭が狭くなるため、気道を閉塞させやすくなります。
こちらの記事に口呼吸を改善させるためのトレーニングを載せています。
出っ歯の治療方法5つと悪化させないためのトレーニングまとめ
・横向きで寝る
仰向けで寝るよりも横向きで寝ると、気道の閉塞を軽減できることがあります。抱きまくらなどをつかって横向きに寝れるように工夫してみてください。

3-2.眠る前のスマートフォン使用

スマートフォンなどの電子機器が発する光、特にブルーライトは覚醒作用を持っているとされています。ついつい眠る前の落ち着いた時間にスマートフォンをいじってしまう人も多いのではないでしょうか。
ですが、眼精疲労は勿論、覚醒作用によって快適な睡眠が阻害され、歯ぎしりの原因になります。

スマートフォンを使用する際の注意点

・眠る前にスマートフォンを見ない
寝る一時間前のスマホ利用から影響があるという医師もいるので、就寝前一時間はスマートフォンを触るのをやめましょう。
・ブルーライト対策をする
ブルーライトカットフィルム、ブルーライトカットメガネ、ブルーライトカットアプリなどがあります。それらを利用してみるのも良いでしょう。

3-3.生活リズムの乱れ

不用意な昼寝や夜更かしは生活リズムを乱し、体内時計を狂わせます。
眠りたい時間に眠れなくなったり、深く眠れなくなったりします。
また不規則な生活は自律神経の働きを乱し、高血圧にさせます。
人間は夜眠り朝起きるように体が作られています。
それが乱れると様々なストレスを感じるようになるのです。

3-4.飲酒・喫煙(ニコチン)・カフェイン摂取

たまの飲酒は、不安を抑えたり、精神の緊張をほぐす作用がありますが、寝酒を習慣にしたり大量に飲むことは体にストレスを与えます。またアルコールによる睡眠では、深い眠りになりにくいとも言われています。

ニコチン・カフェインといったものは、覚醒効果があり深い眠りを妨げます。カフェインはコーヒーは勿論、ガムや栄養ドリンクにもカフェインは多く含まれているので、これらをよく摂取する人は少し控えるのも良いと思われます。仕事など様々な事情で、これらのものは必要な場合もあります。適度な量を保つことが重要です。

4.「顎の筋肉の硬直」を引き起こす原因と対策

顎の筋肉の硬直も歯ぎしりの原因の1つです。
歯は髪の毛一本でも感知できる繊細な神経をもっています。噛み合わせの悪さや歯と歯をくっつける癖が顎に余分な圧力を掛け蓄積したストレスが歯ぎしりを引き起こします。
以下の内容により顎の筋肉を硬直が起こってしまうため、歯ぎしり対策のためにも顎の余分な力をかけないようにしましょう。

4-1.噛み合わせが悪い

噛み合わせや歯ならびが悪い場合は、正しい方向に噛む力が伝わらず、歯茎や顎にストレスを与えます。またしっかりと咀嚼することができないので内蔵にも負担をかけてしまいます。詰め物や被せ物が大きい場合や高い場合なども、顎筋肉の緊張がアンバランスになり、ストレスになります。

噛み合わせの対処法

噛み合わせ治療は、マウスピースを使って顎の位置を正しい位置に戻し、被せ物や歯の矯正を行うことで歯の表面の山と谷を合わせるという段階を踏みます。特に顎の位置のズレは、全身のバランスのズレにもつながるので、治療することをおすすめします。詳しい噛み合わせの治療については「噛み合わせ 治療」の記事をご覧ください。

4-2.日中の長時間の上下の歯の接触

強く歯ぎしりや食いしばりをしないまでも、日中の長い時間上下の歯を接触させる癖がある人がいます。上下の歯は普通の状態の時は、約2mm程度開いているのが普通で、食事の時間を含めても上下の歯が触れ合っている時間は約20分程度に過ぎません。人間の歯は、髪の毛一本でも感知出来る繊細な神経を持っています。ためしに少し上下の歯を接触させてみてください。強い違和感んを感じませんか?
無意識の間にこの癖を持っていると、歯や顎に大きなストレスがかかってしまい、歯ぎしりの原因となるのです。

食いしばりの対処法

テレビを見ている時やパソコンをいじっている時に、歯が接触していることに気がついたら、その都度やめるように注意するようにしましょう。

5.おわりに

眠りの質を向上させることが歯ぎしり対策として重要なので、温めのお湯にゆっくり浸かったり、眠る前にストレッチをしたりなども歯ぎしり対策には有効です。睡眠の質を下げる原因と、顎の筋肉を硬直させる原因を見てきました。歯ぎしりは現代の習慣病ですが、同時に過剰なストレスに耐えかねた体の悲鳴でもあります。歯ぎしりの原因であるこれらのストレスを一つづつ改善することが歯ぎしりの改善には重要であることを覚えておいてください。

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